雨の日のカワセミ
7月3日 雨  水元公園 カワセミの里

皆さん、こんにちは。

東京地方、今週から来週にかけまして、ずっと雨模様、梅雨空です。

さて、その雨の日々、
7月3日 午前8時~10時30分まで ばしばし雨
           (撮影枚数300枚)
7月4日 午前6時半~午後3時30分まで 小雨のち曇りのち雨
      (撮影枚数1,700枚)
7月5日 午前6時半~9時30分まで ばしばし雨
      (撮影枚数700枚)

水元公園カワセミの里へ、カワセミちゃんに会いに行ってまいりました(撮影枚数が多いのは、雨の日のほうが回数多く飛来するから、です)。



今回は、ずっと雨ですので、オリンパスOM D E-M5 お気楽600ミリセットで、すべてAFで撮ったカワセミちゃんです。



☆☆
今回は、
カワセミ子育てのノンフィクション仕立て
のため、画像が非常に多くなっております。

皆様のご都合など考えず、出しまくっております。
最後まで見ますと、1時間は

けっこう時間がかかります。
前回より、もっと長い気がします。
写真が、40枚、貼ってあります。

完全ノンフィクションですので、脚色はしておりません。
途中経過は長すぎるため一部カットし、ピンボケ画像も随時はさまっておりますが、その点は、なにとぞ目をおつぶりください。
まあ、それでなくとも、いっつも、ピンボケなのですけれど。


7月4日、朝8時半、こぶりな雨のなか、カワセミ父と雛若鳥が連れだってやってきました。

飛んでいるのは二羽です(逆さカワセミ付)。


父がパッと餌を採って帰った後、雛若鳥は、カワセミの里施設のテラスでちょっと休憩



これ、あとで話が出てくるのですが、意外と重要なエピソードなのです。

すごいところを抜けて、戻っていきました。



☆☆
さて、その30分後、再び親子でやってきました。
本編です。


父が小魚の餌を採って、口移しで相手に食べさせる向き=アタマが先端 で、口に咥え直しました(魚を飲み込んでゆくとき、鱗でつっかえないように、アタマから飲み込みます)。

餌やりの体制です。
連れてきた雛若鳥・子供に餌やりをするのでしょうか?

☆飛んでいって・・・。


☆ここで、ちょっとホバーリング。若雛鳥がこの奥にいたんですね。出て来いと呼び出しているかのようでした。


このすぐあと、ちょっと離れた葦のところへ移動。


☆葦にとまった父のところへ、雛若鳥がやってきまして、


☆ご対面


これまででしたら、親が近寄っていって、餌を口移しでもらえます。
当方も、ここで餌やりかなあ、と思ったのです。

しかし、いっこうに父が餌をくれる様子がないので、雛若鳥はちょっと移動。
父を待ちます。


しかし、父が動きません。

☆父がちょっと飛び出していったので、若雛鳥も、また移動。
 移動した雛若鳥のところへ、ふたたび父参上。


餌は、まだ咥えたままです。 空中で口移しか?


☆しかし、ここで急反転して、反対方向のとまり木の上に。
 今度は、雛若鳥が父のもとへ。


☆餌を咥えた父カワセミと、見つめる雛若カワセミ
  やっと、餌やりか。

すぐ目の前、雛若鳥の期待は膨らみます。
今度は、餌を口移しでくれるはず。

☆くれとせがんで、大きく口を開ける雛若鳥
 父も口の手前まで餌をもってゆきます。


しかし、
かかしは、SCARECROW.

わざわざ持ってきたというのに、父は、餌をあげません。
餌やりはしません。

※※
実は、この一連の父の行動は、
雛若鳥の自立を促すための、「見せ餌」
というものなのだそうです。

今までは、巣の中や巣の近くで、餌をあげていたけれど、これからはあげないから、自分で採りなさい、と。
巣立ちを促す、自立を促す、カワセミ流子育て行動です。

当方は、特にカワセミには詳しくないのですが、この「見せ餌」行動は、カワセミに詳しい方には、よく知られた子育て行動のようです。


☆さらに、父が飛んでいって、雛若鳥が後を追い、二羽ともに、木陰に移動してきました。

左が父です。

☆ここでも、ふたたび、雛若鳥が口を開けて、餌をせがんでいます。


しかし、何度せがまれても、結局、父は餌をやりませんでした。


A.
よくここまで、たどり着いたね、皆さん。

まあ、三日間で2,700枚、この親子共演の日は1,700枚か。それだけ写せば、途中省略してもピンボケ画像はいっぱいあるんだろうが、それにしても長いよな。
見終わらないうちに、羽田から福岡へ着くね。
全力でスクロールするだけで1分かかっても終わらないブログってのには・・・、まいるよなあ。

あ~・・・と、まだまだ、あるの?

「粛々と続き来ます」、「あと半分です」、だって・・・。

皆さん、どうか、パソコンを放り投げたりヤケ酒を飲まないでね。
足立sunny のやつも、悪気はないんだよ。
ただ、ちょっと退屈で、すんごく長~~~~いだけでね。


☆☆
雛若鳥は、また場所を移動。

父がまたついてきましたが、このとき、もう父の口には餌がありません。ここは、雛若鳥も自分で餌が採れる場所です。




☆☆
ここで、父の餌採り実演指導が始まりました。

☆父の餌採り その1 お手本です。


採った餌は、自分で食べました。

☆父の餌採り その2 雛若鳥 見つめています。

これも、もちろん、父が食べました。


☆父の餌採り その3  今度は二匹同時にゲット。

雛若鳥、ちょっと興奮したような。。。

☆餌を見つめて、期待していますね、雛若鳥。一匹くれるか。


しかし、やはり、父は餌を自分で食べて・・・。
飛んでいってしまいました。

ひとり残された雛若鳥も、じきに飛び去りました。


カワセミ父と雛若鳥、
このあと、またしばらくして、二羽仲良く飛んできました。

父は雛若鳥を、つかず離れずで見守っているのでしょう。

雛若鳥の完全自立は、すぐ明日にもとはいかないでしょうが、そう遠くないすぐ先です。
こういう親子姿が見れるのは、今のこの時期だけのようです。

雨の日の、ねむの木の葉


A.
いや~、長いな~。世界一周するかと思ったぜ。
ISO1,600、500分の1秒で葉っぱを撮るのは、やめた方がいいな。

それはそうと、
この雛若鳥君、この日の午後、元気にキキーと飛んできて、
カワセミの里のガラスに激突したんだって?

このガラスにドンとぶつかって、下に落ちたと。

(注:座っている男性お二人は、当方によく話を聞かせてくださっている、水元公園を本拠地とされている写真撮影の方々です。この写真の撮影日はかなり以前です。)

職員さんがスグにレスキューに行ったけど、姿が見当たらなかったので、まあ、大丈夫だったんだろう、ってことだったらしいが。 

あっ、俺がどうしてそんなことを知ってるの? とか、思ってる?

俺もね~、足立sunny があんまりカワセミ、カワセミって騒ぐから、一度、その水元公園の「カワセミの里」ってとこへ行って、カワセミを見てみようと思ってさ。
俺んとこからも、近くだしね。

そいでね、カワセミの里って、カワセミ見学室というか、説明展示室と言うか、野鳥とか蝶とか水元公園内の生き物のいろんな資料もあって、椅子に座ってカワセミが見れるんだよ。
そしたら、カワセミちゃん激突だって話しているだろ。
元気だといいけどね。

☆☆
で、ですね。

さらに、話が長くなるのですが、
朝の「見せ餌」の一連を見まして、雛若鳥君頑張って、と、当方もエールをおくっていたところ、

この日の午後、カワセミが一羽で飛んできまして、
ほんとに、
カワセミの里の施設のガラスに激突したのです。
当方は、すぐ隣りにいた目撃者の方とともに、施設内に駆けつけました。

おそらく激突したのは、雛若鳥君。
何かに気を取られたわき見飛行なのか、で、激突です。
朝方は、そのガラスのすぐ前のテラスで休憩していて、何度も来ているので、不案内な場所じゃないんですけれど、ですね。


しば~らくたって、カワセミの里の物陰から、一羽飛び去りました。
おそらく、それが激突したカワセミだろうと。


で、ですね。
その翌日といいますか、本日、
雛若鳥君は元気でした。 一人で飛んできました。



親子でも飛んできまして、



☆父がちょっと場所を移動



☆父は、こっちで、餌取りモードです。



☆父の餌採りが気になる様子の、雛若鳥君。
  父はどんどん餌を採って食べてます。



☆辛抱たまらず、父のいる枝に飛び移ってきまして、
  お父ちゃん、その餌くれ~と、訴えている感じ。


しかし、父はもちろんあげず、自分で食べました。

☆なおも、雛若鳥君、父に何か言ってます。



☆父は、ばいばいと、飛んでいってしまいました。

うっ・・・。

前回ご報告しましたように、今でも小さい餌ならときどきは採れる雛若鳥くん。
こういう光景も、すぐに見れなくなるでしょう。

☆☆
えっと、あまりに長々と、ある日の親子カワセミ物語をお出ししてしまいました。

親子写真を含め、雨の中のカワセミは、もっと数多く撮りましたので、違うシーンは、いつかご紹介できればと思います。

でも、最後に二つだけ、ちょっと、雨の中のカワセミちゃんを。








☆☆
最後の最後に、
恒例 カワセミを探そう? チャンス問題で、



では また。


☆☆
西新井sunny-side up の近況

多くのご訪問、コメント、ありがとうございます。

今回は、長々と、稚拙な画像をお出ししましたが、カワセミ子育ての一面に触れることができて、じろー君は喜んでおります。
皆様には、長々とお付き合いいただき、感謝に耐えません。

ブログめぐりは、ガラスに激突しないように慎重に巡りたいと思いますが、明日からも雨が降りますと、カワセミの里でずぶぬれになりますので、たどり着かないかもしれません。お許しください。

※本日の一品

カワセミの里に一日いるときに食べているパン類。
お昼時はカワセミがめったに来ないので、歩くと往復で1時間の、水元公園内:涼亭へ蕎麦を食べに行こうか思案中です。