皆さん、こんにちは。

日曜日、東京は朝から、雨ですね。

こういう日には、美味しいスープでも食べたいなと思いましたら、
表紙に面白そうなスープ缶「MRS. CARILLON'S POMATO SOUP」のついた本がありました。

なぜか、冷蔵庫のすぐ横にあったんです!!(じつは、実話)



CARILLION は CARRY ON の間にI が入っているように発音してくださいと、注釈にありました。
Pronounced like " Carry on " with "I " in between

言葉遊びが随所に散りばめられたミステリー仕立ての、ほんわかする、児童書のようなやさしい感じのペーパーバック。
(えっと、何じゃそれ!、と言われましてもですね、実際そういう感じなんです。)

主人公は、成人した、Mrs.Carilllion(「成人したミセス~」という言葉遣いは変ですが、そのとおりなので、以下に理由が書いてあります) なのですが。

実は、5歳で隣家であるCarillion 家(:ポテト農家)の息子Leon(7歳)の嫁となった、Little Dumpling こと Caroline Fish。当時、トマト農家のFish家の一人娘です。

なぬ?

彼女は、このPomato Soup のために、5歳でMrs. Carillion となったのです。



もちろん、こうなるには、それなりの訳があったワケです。


caroline 一人娘のいるトマト農家Fish。
Leon 一人息子のいるポテト農家Carillion。
隣り合う、小さな農家があったのですね。

昔は、ターキー料理が豪勢に並んでいたましたサンクスギビングデイでしたが、今年は雪に閉ざされ、薪も不足して、何よりも、ターキーなどを贖う肝心のお金がありません。
あるのは、自分たちで作ったポテトとトマトだけ。どうやって、これで宴を催せるのか?



Mrs.Fish の出した答え、賛同したMrs.Carillion 、それがポテトとトマトを使った、誰も味わったことのない美味スープでした。
そして、実際、かつてないほどの美味しいスープが出来上がってしまったのです。

このスープに名前をつけて売り出せば、すぐにミリオネアだ、両家はそう考えましたね。

しかし、問題があったのです。

スープの名前と、両家の取り分です。

Carillion's Pomat Soup→Carilllion家の主張です。
Fish's Pomato Soup→Fis家も譲りません。


さて、ケンケンガクガクの議論の後、出ました結論が・・・。

そう、Leon Carillion と Caroline Fish の結婚で、Caroline を Mrs.Carillion とすることでした。
二人の結婚式も、両家内で催されました。ふたりの将来のことは?不問にして。
スープの名前は、冒頭のMrs.Carillion' Pomato Soup に。



スープはたちどころに成功をおさめ、やがて、レオンが家を出て学校の寄宿舎住まいに。

えっっっと追記:
ここで、ですね、とんでもないことが起こったのです。
Mrs.Carrillion's Pamato Soup 会社は、両家が経営していたのですが、 ある日自社工場:社内での経営会議の最中に、工場が大爆発し、彼女の両親、Leon の両親はともに巻き込まれて死亡してしまいます。
会社はこの災事を何とか持ちこたえましたが、彼女は、孤児となってしまったのです。
夫であるはずの、Leon も。

孤児となって育ち、
19歳となったMrs.Carillion は、成人したレオンに合うために、ひとり、指定の場所へ赴きます。

14年ぶりに合う、夫。
現在の顔立ちも声も、わかりません。
手元にあるのは、寄宿舎から彼が送ってきた、短いメッセージの14個の手紙だけ。

しかし、彼女に声をかけてきた「その人」は、出会ったその時に、ほんの短い時間のうちに、
あまり声を交わさいないうちに、
二人が乗ったボートがひっくり返って、
彼女とともに助けられたはずなのですが、そのまま病院から姿を消してしまうのです。

今何をしているのか、どこに住んでいるのか、それも詳細には告げずに。
彼女に残されたのは、彼の風貌と、ボートから投げ出され、波間に漂う彼がきれぎれにつぶやいた、「意味不明の数語」だけ。

これが、物語のプロローグです。

ここから、彼の残した数語を手がかりに、彼を探す、Mrs.Carillion の生活が始まります。

でも、ミステリーの鍵は、そこら中に散りばめられていますから、ミステリー好きの人ならば、たちどころに推理してしまうかもしれません。(当方でも、途中でわかりましたから)。
ミステリーの鍵が、英語で示されているのが、ネックといえばネックですが、ですね。

The Mysterious Disappearance of Leon (I Mean Noel)

  • 作者: Ellen Raskin
  • 出版社/メーカー: Puffin
  • 発売日: 2011/01/06
  • メディア: ペーパーバック

最新版の表紙は、缶に「Mrs.Carillion's Pomato Soup 名」がなくて、ちょっと残念です。

朝の4時半頃読み始めて、午前8時20分 読了しました。
所要約4時間
149ページ(実質130ページ,1ページ30行).

当方も、やれば、それなりに、出来るのですね(ビックリ)。
プロローグ部分が面白かったので、一気に読んでしまったのです。
あまり難しくない本ですと、こういうことも可能です。

みなさんも、硬苦しく考えずに、たまには、一気に行ってみましょう。
本にもよりますが、ですね。


☆☆
さて、
最近になりまして、急速に人気下落している気のします「西新井は洋書の名所?」ですが(うううっ)、このたび、



50万ページビューとなりました。
ブログ開始から約2年と2ケ月。

ここに、あつく、御礼申し上げます。
もう少し、ヨタ英語度をアップしなければなりません。


本来のメインブログ(現在休止中)は、新規アップを検討中です。



1日1分やさしい洋書は、西新井ブログを、ヒタヒタと追いかけています。



あとひと月ぐらいで、全部の合計が100万ページビューになると思うのですが・・・。


☆☆
本の整理も進んでおらず、
生徒ご希望の方のご期待にも未だに答えられず、
冷蔵庫にはチーズケーキもプリンも入っておらず、
「やさしい洋書を倒しく読もう」のモットーの広がりも、自身の英語力アップも進んでおらず、
レタスおかきは未だに入手できず、

ダダ流れしております日々なのですが、

これを一つの契機としまして、西新井ブログも全般の見直しを図ってゆきたいと思っております。

 

いや、ホント、熱さまシートは手放せませんね。


髪は爆発し(頭から湯気を出しているのではありません!)、顔が熱で膨れていますね。

では また。


西新井sunny-side up の近況

えっと、日曜日ですので、本の整理をと思いましたら、図らずも朝から本を一気読みしてしまい、これから朝食の蕎麦(茹でるだけ)にとりかかろうと思っております。

皆様も、風邪などめしませんように、体調にご留意ください。
次回以降は、たぶん、普通のヨタ話(英語系)に戻ると思います。
では。