青い蜂の代表格 大青蜂(オオセイボウ)


セイボウ(青蜂)の仲間は、自分では巣を作らず、他の蜂の巣に卵を産み育つらしいのですが、
水元のこのあたりで観察されたのは4年ぶりらしい。

サイズが小さいので、トラノオとかオミナエシとか今回のケイトウとか小さいお花に蜜を吸いに来るよう。



「大」といっても体長は2センチもなく、小さいミツバチサイズです。




この大青蜂は、水元公園グリーンプラザ裏のケイトウに、ここ8日ほど毎日5~6回来ています。
今度の土日まで来ていれば、行けば会えるかも。
《追記 雨ですと出てこない可能性が高くなります》



以下、水元公園カワセミの里で撮影
9月9日(土)、10日(日)、11日(月)の3日間です。


あいかわらず、メスちゃんはエビをよく獲っています








ときどきはお魚も獲っています



メスちゃん妻に怒られ、ちょっと逃げる若オス夫くん


抱卵・巣ごもりの交代時に(たぶん飽きて)巣に戻らず出てきてしまった若オス君に、早く巣に帰れと怒っていたのだと思います。
このときは、なかなかオス君が帰らないので、メスちゃんがまた巣に戻りました。
ちょっとして、オスくん戻ってきまして、メスちゃんと交代したようでした。


抱卵・巣ごもりは、あとでちょっと詳しく書きますけれど、若オスくんも、それなりに頑張ってしているようです。


☆☆
皆さん、こんにちは。
ご訪問、コメント、ありがとうございます。

一昨日(火曜日)朝に更新するはずだったのですが、
ノートPCが一台ダウンしましたので、ブログ更新が2日遅れました。

☆☆

さて、

気になりますヒナ誕生ですが、

11日(月)の時点では、まだ生まれていないようでした。

卵は1日1個づつ生むのですが、抱卵期間は19日~21日というか約20日という観察結果が各地で出ており、
先月21日か22日に抱卵に入ったとみると、

11日(月)は20日目か21日目、
きょう13日(水)はすでにヒナがかえっているはずの時期になります、いちおう。

ただ、ヒナがかえったかどうかは、ヒナへの給餌用エサの持ち帰りが行われている場面を目撃しませんと定かにはわかりません。

14日(木)から水元へまいりますので、確認できればと思っています。
ヒナがかえれば、オス、メスの動き、特にメスちゃんの動きに変化があるはずですので、目を凝らしてみたいと思います。

ところで、


「こんなに巣の近くで魚を捕ったりするので、もしかしたらもう繁殖はやめてしまったのかもしれません。」
(カワセミの里の職員の方の話)



という、かなり的外れな意見もあります。


カワセミは、抱卵・巣ごもりのときには、用心して巣の近くではほとんど餌獲りをせず、巣から離れたところで主に餌を獲ります。
巣の近くでは、(カワセミが巣ごもりいていると察知されないように)ばしゃばしゃ水に飛び込まないのです。

里内で巣を作った昨年の抱卵時、今年春の1番子抱卵時も、オスは一切里の池ではエサ取りをしませんでした。ほとんど姿を現さなかったというぐらい。
今年、餌を持ち帰ってヒナにあげ巣から出てきたときにちょっと水浴びをしただけ。

しかし、メスちゃんは、その抱卵時も、ときどきではあるものの、里の池で餌獲りをしていたのです。メスちゃんのホームグラウンドなので、このぐらいなら大丈夫と踏んでいたのだと思います。

今回、1日2回ぐらい高枝で餌獲りし、里施設前のミニ池でばんばん餌獲りをし、池の石積付近でもかなりエビ獲りをしていますが、
メスちゃんなりの事情、安全基準があると考えるべきでしょう。


メスちゃんが、なぜ里施設前のミニ池でエビなどの餌を獲っているのか、
高枝からの飛び込みをセーブしているのか、

巣ごもり当初、高枝から飛び込むオスをどうしてメスがさんざん怒っていたのか?

そのあとオスがどうしてほとんど餌獲りに出てこないのか、

二羽で同時に出てくることがほとんどないのはなぜなのか?

少し考えれば、
その理由がわかるはずです。

繁殖をやめたら、そうなふうにならないのです。

10日(日)には、オスが交代が遅いのにじれてメスを呼びに来て、それでもメスが巣に戻らないので、しかたなくちょっと餌獲りをして自分が再び巣に戻った、
というシーンもありました。

繁殖をやめてしまったら、あり得ないことでしょう。

まあ、自分の想定話も、勝手な推測の域を出ないのですけれど。



☆☆
で、ですねぇ。
11日(月)に、
久しぶりに二羽揃って出てきたのです。




これはもしかしますとヒナが生まれた兆候か、と思ったのですが、

若オスくんがちょっと場所を移動して毛づくろいをしていますと、




怒ったメスちゃんの猛アタック!!
けっこう本気。


逃げます



しかし、逃げた先で、若オスくん胸を張っています。
おいら頑張っているじゃんか、と言いたいのか(単なる推測です)。

ふたたび、メスちゃんの猛アタック!

真剣に怒ってます。


こんどは、わりと目立たないところへ。といっても、しっかりメスちゃんに見つかっています。


まあ仕方ないか、といった感じのメスちゃん。

どうも、若オスくんが交代で巣に戻るはずのところを、外で、のんびりしてしまったようなのです。
二羽でずっと外にいるとだめですから、どちらかが帰らないと。


とりあえず、このときは、仕方がないという感じで、メスちゃんのほうが巣に戻りました。

オスはいったんはるか先に飛び去りましたが、しばらく後で戻ってきて、巣の方向へ入っていきました。

おそらくの推測なのですが、
若オスくんの行動が気になって、メスちゃんは里から離れず、巣から出てきたとき、ずっと里にいるのです。

施設前のミニ池でエビなどを熱心に獲っているのも、若オスくんの行動が心配で(餌獲りで)遠くに行きたくないから、
と自分は考えています。

巣に近すぎるという意見もありますが、メスちゃんのなかでの最低限の安全基準はクリアしているとみるべきでしょう。

里の池でのオスの餌獲りは、メスちゃんが猛烈に怒ってやめさせています。



また長くなりますが、
ここで、少し見方を代えて、
先ほど出てきました画像で、若オスくんの羽に着目。

肩から背中にかけて、巣への出入りでこすれて傷んだとしかいいようがない羽の退色が目立ちます。
換羽時期とも若干重なっているのかもしれませんが、一見しただけでも羽がかなりボロボロになってきているのがわかります。

これは若オスくんが真面目に抱卵・巣ごもりし、巣に頻繁に出入りしている証拠にほかなりません。
巣に出入りしていなければ、幼鳥の羽はこんなふうには傷みません。
巣に出入りしていない、3週間前のきれいな羽と雲泥の差です。



☆☆
明日14日(木)から3日間、
カワセミの里へ行ってきますけれど、

はたしてヒナが生まれた兆候はあるのか、
餌の持ち帰りなどが確認できれば、追記します。


もしまんいち、大セイボウ(青蜂)を実際ご覧になりたい方がいれば、14日(木)~16日(土)に水元公園「カワセミの里」へおいでいただければ、出ている場所までご案内します。

《えっと、ごめんなさい 追記》
13日(水)午後までは大青蜂が出ていた確認は取れたのですが、14日(木)は朝から数人がずっと出待ちをしていたものの終日姿を見せずで。


と、思いましたら、14日は午後4時に1回、15日は午後2時半に出てきました。週末のお天気は悪いですが、まだ若干は出ているようです。
《追記 終わり》

ひつこく宣伝




☆☆
水元公園グリーンプラザでは、
9月24日~10月28日のロングランで、
水元公園の野鳥写真展が開催されます。


自分はここには入っていませんけれど、
ポスター写真のごとく、
楽しい野鳥写真がたくさん集まっているものと思います。

では また。


☆☆
恒例 カワセミを探そう?  夫婦喧嘩 編


メスちゃん妻に怒られてちょっと逃げる若オス夫くんを発見できましたでしょうか?

☆☆
西新井ころっけ君の近況

大青蜂(オオセイボウ)

元気にエビ獲り

ご訪問、コメント、ありがとうございます。

PC不調で更新が2日ほど遅れましたけれど、
西新井ころっけ君、水元公園のカワセミは、どちらも元気です。
ノートPCも完全復旧しました。

はたしてヒナが生まれたのかどうか、14日(木)から水元へ行ってまいります。

ブログ巡りは、iPadで細々とめぐっていたのですが、ノートPCが治りましたので、ノートPCで細々とめぐりたいと思います。カワセミヒナが生まれていれば、ウキウキして1日100ブログぐらいめぐれると思います。


※本日の一品

リンゴ丸かじりも好きなのですけれど、アップルジュースも好物です。オレンジジュースとどちらにするかが悩ましい。
では。