追い払おうと子供を追いかけているのは、母メスです。

これはまだクイズ問題ではありません。

2016年7月。2ケ月ぶりに里の池に戻ってきた1番子幼鳥を、母メスが追い払うところ。わが子でも容赦なく追い払い、縄張りを守るのがカワセミ流。家族で一緒には暮らしません。


巣立った後数日は、父も母も面倒をみて、兄弟姉妹仲良く過ごすのですけれど、遅くとも1週間ほどで無理やり独り立ちさせられ、放逐されます。ピンボケですが、父とヒナ2羽。 かわせみの里2016年ヒナ2羽

踊る?父とヒナ2016年1番子ヒナはたぶん1週間ぐらいかわせみの里にいました。


このなかの1羽が7月に里に戻ってきまして、すぐに母カワセミに追い払われた、という冒頭のシーンでした。


今回自粛で1番子ヒナに会えませんでしたので、

2016年かわせみの里のカワセミヒナをちょっと振り返りました。



☆☆

さて、

毎回、ただ画像を出すだけでしたので、

今回は、カワセミのオス、メス判定クイズ20問を中心に、画像を出したいと思います。

最初10問にしようと思ったのですが、すぐ終わってつまんなかったので、倍の20問に。


え~、と申されましても、

20枚ぐらいは画像を出しませんと、つまんないでしょ。


設問の都合上、写真はここ最近すでに出したものも含んでいます。



ひっかけ問題をあえて用意したわけじゃないのですが、

水元で出会いましたカワセミ達もいろいろで、

写真1枚での判定は意外と難しく、20問完全正解者はでますかどうか?



このオス、メス区別はですねぇ、

撮影する上ではオスでもメスでも変わらないのですが、わかると親しみもわきますし、オスメスで行動もだいぶ違いますし、一応どっちか知っておきたいんですよね。


しかし、

はたしてこんなクイズにチャレンジされる方はおられるのか?



まずは特徴確認の例題を。  左がオスで、右がメスです。 オスは上下ともくちばしが黒、メスは下くちばしだけが赤い、これがオス、メス判別の基本条件です。


まあ、しかし、カワセミの背中は青いですよねぇ。中央背中がやや明るめの青、尾羽が別の濃い青、両羽がまた別の深い青と3種青が出ているのですが、実際の羽の色は白で、青く見える構造色と言われています。

オス

メス

より色鮮やかな個体が多いのもオスの特徴ですが、くちばし以外での判別は個体にもよるので事実上できかねます。

(交尾のとき上にいるとか、相手に給餌していればもちろんオスです。)



くちばしの条件だけわかっていれば、8割がた判別はつくのですが、


上下くちばしとも黒いオスでも、じつはオスの約7割が下くちばし付け根基部だけわずかに赤いとか、
メスでも光線の加減で
下くちばしの赤が目立たない場合があるなど、


カワセミ個体によって一瞬の見た目だけでは判別が難しい場合があります。



ですから、1枚の写真だけで見分けるのは、けっこう難しいクイズになるわけなんです。

判別が特に難しいケースも、クイズなので入れてます。


もっと鮮明に写っていますとより見分けやすいのですが、そこはまあ。


西新井ころっけ君の近況の欄で、

解答のオスメス判別は、嘘偽りなく真実のオス、メスを答えています。




はたしてこんなクイズにチャレンジされる方はおられるのか?



それでは、いよいよ、

オスメス判定クイズ 20問スタート。























20問もありますと疲れますね。


5年前のころっけ君 オス。

上の画像はすべてこのカメラ&レンズで、水元公園にて撮った画像です。
かわせみの里と不動池で。



わりと簡単じゃないかと思われた方も、こいつはどっちなのか悩むなあ?と思われた方も多いかと思いますが、

全問正解者はたぶんいないと思います。


実は、実際にカワセミをずっと撮っている人でもさんざん間違えたケースが設問にいくつか入ってるんですね。

けっしてクイズの難易度アップのためだけではありません。



ちなみに、

もし、オスが7羽でメス13羽、もしくはオスが8羽でメス12羽、と判定されていましたら、

ブブブー、おもいっきし不正解です。


解答は「西新井ころっけ君の近況」欄に、

真実を書いてあります。
おそらく、そんなバナナ、という結末に。



☆☆

皆さん、こんにちは。

ご訪問、コメント、応援ありがとうございます。



今週末に水元へ様子見に出かけるつもりでいたのですが、

土日と雨で、

撮影自粛が続いています。



月曜日が晴れそうなので行こうかなあと思っていたのですが、

日曜日夜遅くにスマホを落としまして、紛失。

最後に電話をかけた地点で雨かっぱの上着ポケットに入れ、ちゃりで約400メートル走って落としたと気付くまで4分。

夜中に雨のなか400メートルを5往復したのですが、落としたスマホを発見できず。誰かパッと拾ってくださったんでしょうか。


月曜は保障の交換品を家で待っている羽目になりまして、断念。


午後7時過ぎに、

スマホは一応新品みたいな交換で完全復旧しました。あとは電話番号の移設(クラウドでなく入れ直し)だけ。


大雨の中で、雨かっぱ上着のポケットから落っこちたのに気付かなかったんですね。

ざあざあ、ぽてっ。

しくしく。



先週~今週にかけては、東京での新型コロナウイルス感染発覚例が上昇しており、全国的にも感染が相次いでいますが、


おそらく2番子の営巣中でほとんど表に出てこないかわせみの里は空いているでしょうから、

今週末には様子見にいくつもりです。

火曜から金曜までは仕事。



まだ原則はステイホーム。

感染に気を付けて暮らしましょう。



こちらは、下くちばしがほとんど見えないので出題から外しましたが、メスです。

かわせみの里に4年半いて、3年続けて子作りをした、伝説のメスちゃん。


こちらも下くちばしが見えないので出題から外しましたが、オスです。ホバリング。



これ以上写真を出しますとまた制限がかかりそうですので、

では また。



20問クイズの解答が

最後の「西新井ころっけ君の近況」にありますので、

ここで

※※本日の一品

千葉の勝浦直送の生かつお これだけで397円

よく考えてみれば、今年春はカツオを食べていませんでしたので買ってきましたけれど、

直送の生カツオとはいえ、やはりちょっと高いんでないかい、という気はします。
東京ですと、仕方がないですかねえ。



☆☆

恒例カワセミを探そう?

着地寸前のメスカワセミを発見できましたでしょうか?



☆☆

西新井ころっけ君の近況

ご訪問、コメント、応援ありがとうございます。



現在まだステイホームで、

水元へ撮影には行っておりません。


日曜日夜のスマホ紛失でバタバタしていましたため、

ブログ更新が1日遅れました。

夜中に雨のなか400メートルを5往復したのですが、落としたスマホを発見できず。最後に電話をかけた地点でポケットに入れ、落としたと気付くまで4分。誰かパッと拾われたんでしょうか。


なんとか、昨月曜日午後6時過ぎに交換機が届き、7時に復旧。



今週も金曜日まで連続仕事ですので、

次の土日に水元へ様子見に出かけようかと思っております。

たぶん、2番子の営巣中でカワセミはほとんど姿を見せず、

かわせみの里は空いているかと。



ブログ巡りは、

オスのような、メスのような、どっちなんだ体制でお伺いしたいと思いますが、スマホの再設定に時間を採られて辿り着かないやもしれません。

以下で示しますクイズ20問正解にご納得いただければ、サクッとお伺いできると思います。



さて、

今回のオスメス判定20問クイズですが、

1枚の写真からだけではけっこうやっかいな判定クイズです。


しかも、難解なケースも実はかなり混じっています。



ここで、

ウソ偽りのない解答を伝えしたいと思います。



◎カワセミのオス、メス判定

 20問クイズ 解答


実は、この20枚の写真のなかに

オスは2羽しかいません。


そんなバナナ?


こちらがオスの画像その1。

このオスは、今年いま現在のかわせみの里のオスです。


下くちばし赤いじゃん、とお思いの方もおられるでしょうが、

最初に触れましたように、上下くちばしとも黒いオスでも、じつはオスの約7割が下くちばし付け根基部だけわずかに赤いんです。


多くのオスでは、この付け根基部の赤はほんのわずかなので、ほとんど目立たず、上下ともほぼ真っ黒に見えます。


このオスは、下くちばし付け根基部の赤がくっきり大きく出たタイプで、ここまで赤が大きくくっきり出るオスはかなり珍しいのですが、
赤が印象に残ってメスと見間違い易いケースのオスです。


今現在のつがいの⑨メスがこっちなので、⑧はオスに間違いありません。



オスその2

こちらは典型的なオス個体で、下くちばし付け根基部だけ若干赤いというか赤黒いのですが、他の部分は黒く、この写真では付け根基部に若干の赤がうっすら見えますが、ふつうの光線状態では上下ともくちばし全部がほぼ真っ黒に写ります。



して、この3羽は同じメスで、





この1羽は、上とは別のメスです。





で、実はですねぇ、

この7枚以外の残りのカワセミ画像13枚は、

一見オスのように見える画像も含めて、ぜんぶ同一個体のメスなんです。


つまり、







この、下くちばしが赤く、明らかにメスと思える画像のメスと、








ふつうに見ますと上下ともくちばしが黒くて、これはオスなんじゃないかと思える画像のカワセミは、


実は同じメスなんです。



このメスは、かわせみの里に4年半いた伝説のメスちゃん。



なぜ同じメスかというと、

これらの写真を撮りました時期にずっとかわせみの里はこのメスの縄張りであり、

原則としてこのメスが繰り返しダイブしているという状況証拠もあるのですけれど、



顔が同じだから、同一個体のメスに間違いないのです。



下くちばしがどう見えようと、一見して黒っぽく見えようと、同じ顔なんだから同じメスカワセミなんです。




まあ、

ずっとこのメスカワセミを見て撮っています自分が見ますと、明らかに同じ顔なんですね。



だいたいこう言いますと、眉唾と思って顔をしかめる方が多いのですが、

同じ顔は同じ顔なので、同じとしかいようがありません。






この黒く見える種明かしをしますと、


このメスは、ふつうに下くちばしが赤く写ることも当然多いのですが、



光線の具合と写す角度で、赤い下くちばしがほとんど黒く写ってしまう場合がある、

そういう赤銅色というか、赤黒い色の下くちばしの持ち主

だったのですね。


これなんて、どう見ても上下とも真っ黒なくちばしに見え、

ほとんどの人がオスだと思ってしまうのですけれど、

くりかえしますが「顔が同じ」なんだから、同じメスなんです。




光線の加減と写す角度で、

赤銅色の下くちばしがほとんど黒っぽく見えほぼ上下黒みたいに写ってしまう場合がある、

そんな下くちばしの持ち主でした。


同一のメス個体でここまで色の出方が違うのは、かなり異例のケース。


普通のメスカワセミは、下くちばしの赤の出方は個体ごとに違うのですが、同一個体ではいつも同じ形の赤に見えます。



これですと、下くちばしがうっすら赤いというか、赤銅色、赤黒い色のためすごく黒みががっているものの、よくみれば赤い部分がだいぶある下くちばしだと。




それで、ですね、

当時かわせみの里で撮っていたカメラマンも、

よくこのメスカワセミをオスと間違えたものでした。


ベテランのカワセミ撮りカメラマンの人も、里施設の人も。




ころっけ君の説明が、

「顔が同じだから同じメス」

「光線の具合と角度で、黒っぽく写ることもある、赤銅色の下くちばしの持ち主」

といっても、



下くちばしがきちんとくっきり赤く写ったり、ほぼ真っ黒なように写ったりしますので、

ほとんど誰も信じてくれなかったんですね。



あるベテランのカワセミ撮りさんには、

「そんな馬鹿なことがあるはずがない。赤は赤で黒は黒なんだから、何言ってんだ」みたいなことを言われたりもしました。

かわせみの里の施設長にも、下くちばしが黒く写るメスなんていない、そう言われたものでした。



特にですねぇ、

「顔が同じだから同じメス」という話には、


「何言ってんだこいつ」みたいな感じで、だいたいの方が顔をしかめていました。






今回の13枚で顔が同じっていうのは、
ウソ偽りなく、ホントなんですけどねぇ。




ということで、今回の

かわせみのオス、メス判定20問クイズは、

オス2羽




残り18羽は全部メス、

が正解でした。

ちょっと難解なケースを出し過ぎましたですかねえ。


では また。