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英文TANKA [英文TANKA]

今、いくつかのブログに、夢中になっています。
主に、essay(エッセイ)のようなブログです。

そのブログの一つに、
Serendipity」 (楽天ブログ)、があります。
この単語は、初めて知りました。
(私の読む児童書には、まず出てきません)

「アクセス数が急増」しているようですので、既にご存知の方も、多くおられるかと思います。
  
このブログの中には、いまのお気持ちや、思い出などの、あたたかいことばとともに、
ときどき、洋楽の歌手の歌がYou Tube 動画(英文字幕つき)で、登場します。
例えば、
 ミランダ・ランバートの The House That Built Me という曲も、そんな「懐かしい場所」をテーマにした歌です。この曲では、自分が育った家について歌われています。
The House That Built Me (YouTubeの動画へのリンク)

という感じです。
ブログ本文全体は、もっと素敵なので、詳しくはブログをお読み下さい。
(トラックバックの仕方がわからないので、勝手に引用してすみません。私だけ閲覧禁止にされないよう祈っています。)


そこで、ですね。
どうして、特に今回、「Serendipity」(ブログ)のお話をしたかと申しますと、
このブログを読んで、さらに動画の歌詞を見ていて、ですね、
ハタッ と思ったのです。

英文TANKA(国際TANKA)、を思いだしたんですね。
(A:タイトルにあるから・・・しってたぜ)
(B:はやく話を終わらせたら)
(C::とりあえず、先を読んでみようか) 

短歌というのは、ご存知のように、
昔でいうと万葉集とか、古今和歌集、百人一首などに集録されている和歌で、
五・七・五・七・七 の形式に則ったものです。

だいぶ以前に、「サラダ記念日」(俵万智 歌集)で、
現代の口語短歌が脚光をあびたこともありました。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
(俵万智)

今は、どちらかといえば、
俳句(五・七・五形式で、季語が入っているもの)
の方がポピュラーかと思いますが、

私は、個人的に、短歌の方を好んでいます。
    はたち
その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君
     (与謝野晶子 歌集「みだれ髪」明治34年 より)

その短歌が、だいぶ以前から、国際的な発展をとげまして、
諸外国で、「TANKA」として、詠われているんですね。
日本でも、国際短歌大会が既に十数年、開催されています。
(当初から、マドモアゼル・愛さんの「星と森」という会社が主催・後援しています。)

手元に、1998年発行の「アンドラへの歌便り」(宿谷睦夫)という歌集本があるのですが
(日本語の短歌と、英文TANKAが、それぞれ載っています)、
これの最初に、
宿谷(しゅくや)さんと、
JAMES KIRKUPさんという国際的なTANKAの推進者の方との
短歌―返歌が載っているんですね。
短歌ー返歌の法則を無視して申し訳ないのですが、
そのJAMESさんの返歌の方だけを紹介しますと、

なれ           まなびや       かよひじ
汝ともに花見するごと学舎の庭や駅への通路に咲く

これが英文TANKAになるとですね、
I felt I had walked
with you in your hometown ,and
accompanied you to school. or to the station,
viewing blossoms everywhere.
となっているわけです。

本来日本語の短歌を、英語(外国語の代表として)で表現すると、
若干無理が生じるかな、というのが、実感なんです。
最近のTANKA事情には疎いんですが。

英語を少しかじった今ですと、正直、そう思えます。
短歌は、日本語というものの特徴を、最大限に生かした表現形式なのですから。

それで何が言いたいのか、というと、
英語に関してですが、

日本の短歌にもっとも近い感銘を受けるのが、
英語の「歌詞」ではないか、と思うわけです。

頭に浮かんでくる印象的な歌詞は、多いですよね。
ひとまとめ(文ないし言葉)、は短く凝縮されています。
英語の特徴を生かした、表現形式になっているわけです。
韻がふまれることも多いと思います。
誰にも、忘れられない、お気に入りの歌詞(英文歌詞)があると思います。

 詠んでみたいですね。TANKA
こころに残る、Short Song
万葉集のように、千年~二千年受け継がれてゆく
Forever Short Song
(君がいなくなってしまっても)、Don't stop me now

というような、とりとめのないことを、ブログと動画を見ていて、
感じたんですね。

だから、どう、ということはないんですが、
改めて、それぞれの言葉への愛着がわいたというか、

日本語って素敵だな
英語もけっこう素敵だな
と思った次第です。
(長々書いて、何だ、そんなことか)。

いつか、英語で、短歌的に表現してみたいですね。
TANKA
(いつか…ですね)

西新井sunny-side upの近況

本日getした本8冊
Paddington in the kitchen (Michael Bond 小さい絵本)
FEARLESS vol. 1  (FRANCINE PASCAL)
SWEET VALLY HIGH vol. 1,2  (FRANCINE PASCAL)
Baby  (Patricia MacLachlan)
STANLEY, FLAT AGAIN!  (Jeff Brown)
The Scarecrow and his Servant  (PHILIP PULLMAN)
A to Z Mysteries  The Jaguar’s Jewel (Ron Roy)
WARRIORS vol. 1  INTO THE WILD  (ERIN HUNTER)
特に、Baby と WARRIORS は、読むのが待ち遠しいです。

コメントを下さる方は、よろしくお願いします。


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コメント 6

Yuko

足立sunnyさん

こんばんは。
この度は、私のブログをご紹介いただきまして、どうもありがとうございます。(また、ご丁寧にメッセージもいただきまして、ありがとうございました。)

日本語には日本語の、英語には英語の良さがあると思います。

私はこれからも、英語で良い歌詞の歌があれば、ブログで紹介していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
by Yuko (2011-05-24 22:01) 

足立sunny

ご連絡有難うございます。
実は、さらに、貴方様のものをパクッて、
Whole New World 編を作ってみました。
この動画は、特に、面白かったんです。
うちの元奥様は、自転車に乗れない超レアな女性だったのですが(五体は満足です)、それ以来のオドロキ?で、つい作ってみたくなりました。お許し下さい。
当方、「読もう」ですので、面白そうな読み物の一つと考えています。
 これからも、貴ブログ、楽しみにしております。
by 足立sunny (2011-05-25 01:36) 

宿谷睦夫

足立sunnyさんへ

「アンドラへの歌便り」の著者です。その後、バイリンガル雑誌で10年間、英語短歌の作り方「英文短歌講座」を連載して来ましたが、それを編集して、昨年2月に「古典短歌講座」という題名で、サイトにアップしました。又、時を同じくしてアメリカの友人が「日本の短歌を世界に」というタイトルのブログで執筆の機会を与えて戴きましたので、現在「小倉百人一首入門」を連載しております。合わせてご覧戴ければと思います。宿谷睦夫

「古典短歌講座」"Classical Tanka Composition(Vol. I)
http://homepage3.nifty.com/PLABOT/plimer_course0.html 

「小倉百人一首入門」http://homepage3.nifty.com/PLABOT/100TankaPoems_contents.html
アメリカの友人のブログ
http://introducingtankapoetrytotheworld.blogspot.com/2010/02/introducing-tanka-poetry-to-world.html 


by 宿谷睦夫 (2011-05-29 06:39) 

足立sunny

宿谷様、ご連絡ありがとうございます。
宿谷様のご本、ときどき読ませていただいておりました。今回、へんてこなブログで採りあげさせていただいて、恐縮しております。
英文の短歌の方は、最近の事情も調べずに書きましたので、ご連絡いただきまして、ほかの皆様のご参考にもなると思います。
英文の短歌を長く続けられ、一般にも広められましたご努力は、いかばかりかと存じます。
私は、最近になって、英語を少しかじるようになったのですが、本当に、英文の短歌は、大変と思います。
この寄せられた情報をもとに、ブログ読者の方が、ひとりでも英文短歌に興味を持って下さるとよいのに、と思います。私も、さっそく、サイトを拝見させていただこうと思います。
ありがとうございました。
なお、継続的に、英文短歌につき、当ブログでとりあげるつもりでおります。
by 足立sunny (2011-05-29 14:19) 

宿谷睦夫

足立sunnyさんへ

さっそくのお便り有り難う御座いました。英語の短歌は中々難しいところがあります。その辺のところを雑誌に書いたことがありました。ご参考になれば幸いです。日本人の場合はまず、日本語で歌を詠むことが先決かとおもいます。そして、基本を学ぶことかと思います。現代短歌はやはりいきなり応用篇を学ぶきらいがあります。「百人一首」の中の歌はほとんどが応用篇の歌ですが、これは私が、「古典短歌講座」で講義している基礎をマスターした人達が詠んだ歌です。現在、その解説を連載しておりますが、精神は現代短歌の目指しているものと同じ気がしております。宿谷睦夫

「短歌の翻訳」translation tanka into Eglish
初出(「国文学」(学燈社刊)平成20年5月号<特集>翻訳を越えて116ページ)
http://homepage3.nifty.com/PLABOT/kuromichi_tanka5.html



by 宿谷睦夫 (2011-05-29 22:42) 

宿谷睦夫

私の「古典短歌講座」(日英両国語)を詠んだセルビア人・デミタールアナキエフ氏がセルビア語で短歌を作れるようになり、このたび日英両国語版の短歌集を出版しました。日本語の翻訳は私が担当しています。彼は映画製作者で、国際映画祭でドキュメンタリ映画が5回も優勝しているそうです。是非ご覧になってみてください。英語で作った短歌をどのように日本語にするか?勉強になるあとおもいます。宿谷睦夫
by 宿谷睦夫 (2014-03-07 00:31) 

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