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10日遅れの残念春一番の ペンギンとパンダから始まる ブログ巡り の巻  [ブログ巡り]

10日遅れの春一番の ペンギンとパンダから始まる ブログ巡り の巻


とても変なタイトルなのですが、一応、若干意味がありまして、
しかし、中味は、「ブログ巡り」です。

もっとも、ブログ巡りと申しましても、巡るブログ&ブログ記事は、1つしかありません。

つまり、どうしても、皆さんにご覧になっていただきたい、ブログ記事があったのですね。
もうご覧になった方も、少なくないかと思うのですが、ですね。

前回の、大阪の主婦さんのブログ記事は、とても楽しい記事でしたが、
今回は、シリアスです。

当方が申し上げると、説得力が全くありませんが、ほんとうに、シリアスなんです。

と、思います。

真面目に、真剣に、結婚を前提に、お付き合いをさせていただいています、級のシリアスさです。

ケイアイ道祖神だけでなく、ケイアイ天神もいるぞ、級のシリアスさです。

車海老田部泰菜先生も太鼓判を押す、級のシリアスさです。

☆☆
で、ですね。
3月30日、東京では、気温が上がり、強い風が吹き荒れました。現在も、ぐわんぐわん吹いています。

春の訪れを告げる、強風の南風ですね。
signaling the beginning of spring


10日遅れの、「残念春一番」。
(気象庁のデータ的には、立春を過ぎると「春一番」とは認定しないので、今年の関東地方は 「春一番 なしよ」 なのです)。

春一番
⇒the first strong south winds of the year
⇒the first spring storm.

強風も、都会で吹く分には、命取りにはなりません。

しかし、冬の八甲田山ですとか、ヒマラヤのアンナプルナ壁面ですとか、南極などの極地で吹き荒れますと、容易には、生還できない過酷な運命を人間に与えます。
それを人間への試練ととらえるか、あるがままの自然そのものと考えるかは、場面・状況によりますね。


☆☆

3月11日は、東日本大震災の日であるとともに、パンダ発見の日でした。
3月25日は、NHKのペンギンズ放送終了の日でした。

そして、強風の吹き荒れた30日の前日:3月29日は、ペンギンとパンダに関係のある、ある方の命日でした。

ペンギンの主な生息地:南極大陸
パンダのロゴマークを用いている環境保護団体WWF

この両者に縁のある方、
およそ100年前、南極探検から帰らぬ人となった、ロバート・スコット大佐です。

世界最初の南極点到達競争で、ノルウェーのアムンゼンに遅れをとった探検家と記述されることの多い、イギリスの、
Robert Falcon Scott ロバート・ファルコン・スコット大佐

200px-Robert_falcon_scott.jpg

そして、
その詳しいお話は、
マチャ@平城京の「洋楽独り言」Ver.3 ブログ(マチャさん)の

ペンギンとパンダの不思議な関係~100年前の南極物語
(ブログ記事にリンク)

を、ぜひとも読んでいただかなくてはなりません。

実は、この記事は、昨年6月にいったん上程された、当方が昨年最も感動したブログ記事
「ペンギンとパンダの不思議な関係」
を基盤としていますが、
スコット大佐の命日にあたり、全面的に再構築されており、さらに一方のアムゼンにも焦点をあてた部分を含めまして、大幅に加筆されており、

著者渾身のブログ記事と思います。

ぜひとも、この記事を読んでいただきたい、そう願いまして、今回のブログ巡りとなりました次第です。
もっとも、すでに読まれた方も、多いと思うのですが、ですね。

「95万ナイス」といっておられましたから、全記事で、のべ95万人の方が、ナイスを押されたということですね。ご訪問者は、少なくとも、その3~4倍はおられると思います。
今回の記事も、さきほど再訪してみましたら、もう少しで800ナイスでした。

ウチですか?
マチャさんよりも多い記事数で、全部で390ナイスぐらいだったような?
ふふふ。

でも、昨年の6月、記事の29個目ぐらいまでは、ゼロナイスのゼロナイスブログでしたから、皆様には、本当に感謝しております。
ちなみに、当方のナイス第1号が、確か「マチャさん」なのですね。
ほほ~い。

(天の声1)
心配しなくていいぞ、足立sunny。ふぢたしょうこさんの「それそれ日記」も、5万8千ナイスぐらいだ。

あの~、レベルが高すぎて、慰めになってないんですが。~万とか、避けてくれませんか。
5百とか千とかないんですか?

(天の声1)
う~ん、いちいちうるさい奴よのう。そういう奴は嫌われるぞ。
おう、しからば、一日1分やさしい洋書は、どうじゃ。ナイス55で、押してくれた人が、これまで全部で3人だ。
これで満足じゃろう!

あうっ。

(天の声2)
むやみにナイスを追い求めてはイカンぞ、ナイスじゃなくて、ダメダメなのだから。バツとして、スクワット100回追加に、晩御飯抜きじゃ。
アルフォート全粒粉入りを食べてる場合ではないぞ。早く、わしらに差し出さんか。あと、冷蔵庫のチーズケーキも忘れずにな。

あうっ。
 

☆☆
そして、ですね。

このマチャさんの記事中にも出てまいります、「スコット大佐が死を目の前にして書いた最後の手紙」の全文は、
マチャさんに教わった「スコット大佐の Final Letter」
当方のブログ記事にリンク

として、当方が昨年、ご紹介させていただいた次第です。

英文しか記していませんが、

英語・英語されている皆様には、特に、ぜひ全文をご覧いただきたいと思います。

それは、
原文そのままを、
The Telegraphの記事
http://www.tlegraph.co.uk/news/uknews/1539174/
から、全文転載したものです。

内容を、部分的に、ピックアップしますと、

未亡人へ(To my Widow)で始まる手紙です。


最初に、今置かれた状況についての言及があります。
we are in a very tight corner and I have doubts of pulling through)。
われわれは、厳しくおいつめられており、抜けられる(生き抜ける)とは思えない。


途中に、いくつか、絶望的な現状の説明があります。
(Dear it is not easy to write because of the cold — 70 degrees below zero and nothing but the shelter of our tent.)。
寒さゆえに、書くことも容易でない。零下21度で、テントのほかは身を守るものはなにもないのだ。

(
:°C = (°F - 32) x 5/9= (70 - 32) x 5/9= 21.1111 degrees Celsius の、below zeroですので、零下21度) 

(We have gone down hill a good deal since I wrote the above. Poor Titus Oates has gone — he was in a bad state — the rest of us keep going and imagine we have a chance to get through but the cold weather doesn't let up at all – we are now only 20 miles from a depot but we have very little food or fuel.)
上でも書いたように、われわれは絶望に一直線に向かっている。かわいそうに、チタス・オッテスは、すでに逝ってしまったーひどい状態だったー
残りの我々は、まだなんとか無事で、生き延びるチャンスを夢見ているが、厳しい天候はそれを許してくれそうにない。
われわれは、デポット(供給基地)からたった20マイル(32キロ)の地点にいるのだが、食料も燃料も、ほんのわずかしか残っていない。


その状況の中で、
妻の幸せを願い、息子に思いを馳せ、
I must write a little letter for the boy if time can be found to be read when he grows up — dearest that you know I cherish no sentimental rubbish about re marriage — when the right man comes to help you in life you ought to be your happy self again.
私は息子にひとこと手紙を書き残さねばならないーもし彼が大人になったときに、ときが見つけてくれていて、彼が読めるものなら。ー最愛なる君よ。私は、君の再婚について、くだらない少しの感傷も持っていない。ふさわしい人が現れて、君の人生の支えになってくれるなら、君自身の再びの幸せを優先してしかるべきだ。


そして息子の将来に、思いを綴っています。
I have written letters on odd pages of this book — will you manage to get them sent? You see I am anxious for you and the boy's future — make the boy interested in natural history if you can, it is better than games — they encourage it at some schools — I know you will keep him out in the open air — try and make him believe in a God, it is comforting.
別のページに、手紙を書いておいた。それを、どうにか届けてくれるだろうか。
ごらんのとおり、君と息子の未来について、とても心配している。
もし、できるなら、息子に、博物学への興味を持たせるよう仕向けて欲しいーゲームよりマシだろうー博物学が学べる学校がいくつかある
ーアウトドアの自然環境で行動するようにさせてやってくれー神を信じる人間になるようにしてやって欲しい、それがなによりだ。

訳文は、テキトウ訳です。
この手紙の想いが通じたかのように、息子さんは、鳥類学者となり、自然保護に携わるようになったのですね。


☆☆

スコット大佐は、ノルウェーのアムンゼンに遅れをとった探検家として記述されることが多いのですが、
マチャさんの記事にもありますように、
当時の状況をふまえ、大いに見直されていい、歴史の先駆者だと思います。

洋書の多読をされている方は、オックスフォード・ブックワームスのThe coldest place をお読みの方が、たぶん多く(推奨図書なんですね)、
アムンゼンの偉業⇒周到な準備、綿密な計画
スコット大佐の失敗⇒準備不足、無理な強行
という図式がアタマに形成されている方もおられると思うのですが、

歴史には隠れた事実・側面もいろいろあり、特にスコット大佐の場合は、ふだんスポットのあたらないそうした面を、
マチャさんの記事をお読みいただいて、見直していただきたい、と思う次第です。

なお、
どうしても、失敗という記述が出てきてしまいますが、スコット大佐の生涯と、この南極探検・南極点到達の概要につきましては、

Wiki さんの~知識:
スコット大佐(Wiki~へリンク)

におおよその要旨が記されています。


では また。


西新井sunny-side up の近況

一日1分の「The Golden Goose (4)(5)ですが、昨日未明プログアップに失敗しまして、30日深夜に(4)を、31日午前中に(5)完を、アップする予定です。
次回の記事は未定ですが、4月一日午前0時すぎにアップ予定です。

毎回説明も何もなく、恐縮ですが、細かい点にこだわらず、「こんな感じかな」、でお読みいただければと思います。読む量・数が、いずれ必ず、質に転化します。

なお、何かありましたら、気軽にコメントかメールを下さるよう、おねがい申し上げます。メールは、当ブログにフォーム(「sunny への伝言」)があります。
では。

追記:
どうも強風は、春一番というような陽気のものではなく、低気圧の暴風のようで、
31日には暴風雨と化して、人を吹き飛ばす勢いで荒れ狂っています。
自転車は全倒壊、看板も吹き飛んでいます。傘は、飛ばされました。
自然は、都会でも、猛威ですね。
しかし、買い物に行かなくては!
では。
 


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足立sunny

ビタースイートさんへ。
いつもありがとうございます。
ご心配をおかけして、すみません。
少し右と左にゴテゴテつけすぎたせいもあるのですが、自分でも、ときどき開けなかったりしまして、このソネット君、閉口しているのですね。
どうも、他の方もみなさん、相当待たないと出てこないらしく、だめだこりゃ状態、なんですね。
少しスリムにすると、ましになるのでしょうが、どれを削ったものか? 今、思案中です。
時事英語と、ニュージーランドを削ろうかとは、おもうのですが。
何とか軽くしたいと、思っています。
by 足立sunny (2012-03-31 19:36) 

マチャ

ご紹介いただき、ありがとうございます。
100年に合わせ、大幅に加筆しました。
やはり、手紙などの写真があったほうが、
より説得力が増しますね。

今回はアムンゼンについても触れて、より深い
ところまで書いてみました。

普段ペンギンとして書いているものとして、
スコット大佐に感謝です。
by マチャ (2012-04-01 22:05) 

足立sunny

マチャさんへ。
今回の記事は、(前回の記事もすばらいかったのですが)、素晴らしいの一言です。
もともと読者の方の多いマチャさんのブログですが、より多くの方に読んでいただければと思いまして、また後追い記事を作ってみました。
それに、改めて、スコット大佐の手紙をみて、また感動しています。
なお、ですね、お知らせしていないのですが、NHKゴガクルというところでも、同様の内容の話を日記として書きまして、ゴガクルの方にも、お知らせしました。あちらは、英語に限らず語学をしている方のあつまりですが、何人かの方は、読んでいただいて、賛辞をうけています。

また、いろいろな記事を、楽しみにしております。
by 足立sunny (2012-04-01 23:28) 

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