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秘蔵本 ①Griffin & Sabine 不思議な文通 と ②The RRUPERT の巻

皆さん、こんにちは。

前回は、こそっと競馬ブログを お届けしまして、失礼いたしました。
なんとか、桜花賞G1 をせこく当てることができ、面目を保ちましたかも?

さて、以前予告いたしました、秘蔵本 Griffin & Sabine

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Nick Bantock(ニック バントック) という画家&作家の方の描いたこちらの本なのですが、

まあ、とにかく、不思議な本なのですね。

Griffin moss(グリフィン モス)というロンドンに住む画家のもとに、南の島に住むSabine(サビーヌ)という女性からポストカードが届きます。
ここから、会ったこともない二人の往復書簡による文通が始まるのです。

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グリフィン モス
とうとう、あなたと触れ合うことができ、うれしいわ。
あたなの、お魚を描いたポストカードのひとつを、いただけないかしら?
あなたの選択は正しかったと思うの。ワイングラスは、カップよりも衝撃的な動きだわ。
(??な訳ですが)

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サビーヌへ。
魅惑的なポストカードをありがとう。
許してくれないか、記憶が確かでないので、どこで君と知り合ったのか思い出せないのだが。
このポストカードにスケッチした、私の最初の「割れたグラスを描いた絵」を、どうして君が知り得たのかはわからないのだが。だれにも見せた覚えはないのだけれども。
どうか、私を元気づけてくれまいか。
(??な訳2ですが)

そして、このポストカードと、封筒&往復書簡の紙が、「本にそのまま」入っているのです。

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読者は、
①貼っつけてありますポストカードを読んで、
②本に貼っ付けてある封筒を開けて、中から書簡を取り出して、
読むのです。

こうして、二人の往復やりとりを読んで、物語が進行していくスタイルなのですね。

もう少しキチンとこの本について説明してある記事、
「ニック バントック 不思議な文通 グリフィンとサビーナ」(リンク)
がありましたので、詳しい内容はそちらでも。


不思議なスタイルもインパクトとがあるのですが、書かれているのが画家さんだけあって、ポストカードの各絵が、蠱惑的です。
絵だけに見入ってしまう部分があり、物語をなかなか読み進むことができません。
(英語じゃなければ、もっと読み進むかも?)

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不思議な文通―グリフィンとサビーヌ

不思議な文通―グリフィンとサビーヌ

  • 作者: ニック バントック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 大型本

(こちらには、英語の原文も入っているみたいですね)

この本を読んで、といいますか(真実は) ポストカードの絵を眺めていますと、無性に、誰かにポストカードを送りたくなりますね。


☆☆
秘蔵本の その2は、The RUPART(ルーパト、ルーパット)です。

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アーティストのメアリー・タートル( Mary Tourtel) により作りだされ、
英国の日刊新聞デイリー・エクスプレス(Daily Express) に1920年以来連載されている擬人化された白い熊ルーパト( Rupert Bear )をメインキャラクターとしたコミック・ストリップ(漫画の形式の一つ)。

今は、メアリーさんではなくて、共同執筆になっているみたいですが、相変わらずDaily Express の名物のようですね。

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Daily Express は、一度も読んだことがないのですが、ですね。

実は、以前の「クマ対ウサギ 絵本10番勝負」のときに、このRupert bear くんもチラッと頭に浮かんだのですが、「絵本」じゃなくて新聞連載漫画ですので、出場を見合わせたのです。
連載漫画といっても、文章も付いていて、絵本っぽいところがありますので、どうかとは思ったのですが。

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こちらですね、新聞連載なのですけれども、日本の4コマ漫画新聞連載と違いまして、

新聞小説のように、翌日へと、毎日続いていくのです。

この回(Rupert and the Coronation )は、18日(18回)で完結でした。
「読む」部分もありますから、連載絵本みたいなのですね。

☆翌日の新聞。
(森のなかで迷子になったようですね)
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☆翌々日の新聞
(二人のホースマンに出会って)
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1日見ないと、ストーリーが飛ぶんですね。

Rupert の連載物語、日本の新聞でも、転載しないでしょうか?
毎日読むので、英語の学習にもなりますし、面白いと、思うのですけれども、ですね。


Youbube でも、Rurert bear の動画が、けっこうありましたね。
人気のようです。




☆☆
秘蔵本といいましても、ブックオフで、ついフラフラと魅せられて、衝動的に買ってきた本なのですが、本との出会いの「場」という意味でも、実際の書店めぐりは欠かせない、と改めて思いました次第です。
特に、古本屋さんには、一昔まえの、魅惑的な本が揃っていますし、ですね。

皆様も、ときどきは、本屋さんをめぐられて、ステキな本に巡り会えるといいですね。

では また。

☆☆
桜花賞G1 は、イタリアの名騎手 クリスチャン・デムーロ(弟)、ミルコ・デムーロ(兄)のワンツー、ディープインパク産駒の3年連続制覇、2年連続ワンツーという結果になりました。

終わってみますと、1着アユサンは前走チューリップ賞3着、2着レッドオーヴァルがチューリップ賞7着、3着プリンセスジャックがチューリップ賞8着で、桜花賞トライアルのチューリップ賞で健闘したものの展開に泣いた組の巻き返し、という桜花賞でした。別路線組は、今回は、出番なしでした。

アユサンは、これが新馬戦以来の2勝目(5戦2勝)ですが、軌道にのれば、ディープインパクト産駒ですので、2冠目、3冠目も視野に入ってきます。名前も、いいですね。



ギャンブルは、ほどほどに。
せこい買い方でしたが、あたって、よかったなあ、と。
では また。


西新井sunny-side up の近況

競馬などをしていました結果、まったく整理が進んでおりません。絵本が。部屋全体にちらばって・・・。
アマゾンで絵本を少し買う予定ですので、また若干増えます。
よって、今週は、片付けに専念したいと思います。ヨタ話は書きますが、ですね。
皆様のブログへも、なるべく頑張っていきたいと思っておりますが・・・。
では。


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コメント 8

ちずのこ

ご訪問、ありがとうございました。

なかなか読み応えのあるブログですね。
これから楽しませていただきます。
ぜひまたお立ち寄り下さい。
by ちずのこ (2013-04-08 22:21) 

足立sunny

ちずのこ さんへ。
ありがとうございます。
当方の父も、まだ小さかった姪(孫)から「じいじい」と呼ばれていまして(→以降、家族全員で「じいじい」と呼ばれるよう定着した)、なつかしく拝見しました。手書きの絵は、嬉しいですね。
こちらは、長~いヨタ話なのですが、よろしくおねがいします。
by 足立sunny (2013-04-08 22:54) 

hatumi30331

片付けに専念して下さいね。^^
by hatumi30331 (2013-04-08 23:53) 

足立sunny

hatumi30331 さんへ。
はい、片付けに、専念します。
(でも、ヨタ話も、書くかもしれない予感が?)
オフ会、お疲れ様でした。
by 足立sunny (2013-04-09 00:13) 

秋川滝美

春はお片付けの季節。
くしゃみの原因がハウスダストなのか花粉なのか
特定されないように・・(爆)
にしても,Amazonで注文した巨大パンダ絵本。
まだきませんよー(涙)
これきっと外国から発送だったのですね・・びっくり。
by 秋川滝美 (2013-04-09 08:17) 

たーしー

不思議な文通、リアルな手紙で、ストーリーに引き込まれてしまいそうですね。

「Rupert」はハリポタのロンを演じた俳優さんと同じ名前だ。もうすぐ100年? すごいですね!!
by たーしー (2013-04-09 13:40) 

足立sunny

秋川滝美さんへ。
パンダ絵本は、オーストラリアの一連の絵本といっしょにありましたので、オーストラリア産かもしれません。
当方のくしゃみの90%の原因は、女性の化粧品(主に香水)ですが、ですね。3メートル以内に近づくと、かなりの頻度で、くしゃみが出ます。
by 足立sunny (2013-04-09 22:24) 

足立sunny

たーしー さんへ。
ハリポタのキャラ、思いっきり忘れていました。特に、動物の名前は、アイタタでした。3年でこうも忘れるものか!(もともと覚えていないかも?)。
不思議な文通は、絵があまりにもフカシギ的ですので、なかなか本文(書簡)を読み進められません。本をパラパラめくっているだけで、楽しいんです。こういう、ポストカード絵本みたいな物語も、面白い試みですね。
ロンの方は、Rupert さんだったのですか。スタートしたのは、日本の時代区分でいうと、大正なんですね。文の方はいいとして、絵の方が変わりない、というのは、スゴイと思います。

by 足立sunny (2013-04-09 22:42) 

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