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北の国から帰京編 の前に 再掲「今度こそ英語は大丈夫 は 大丈夫?」 話が違うが、これで大丈夫? の巻

皆さん、こんにちは。

Hello everybody 

東京:神田に、宮崎県発祥の「チキン南蛮カレー」のお店がオープンした、

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(原みつるさん、ありがとうございます)

という衝撃ニュースが、首都圏を駆け巡りました。

同店の創始者が歌う「チキン南蛮カレーの歌」は、こちら。




追記:
神田のお店は、「カレー倶楽部ルウ 神田関東総本店」らしいです。
食べログに写真入りの記事がありました(リンク)
カレー倶楽部ルウ ホームページ(リンク)

☆☆
さて、ですね。

これまでの流れからゆきますと、今回は、「北の国から 2013年夏 その4 帰京編 」となるべきなのですが、どうもヨタ旅話が続きますと、英語のエの字も出ない回が続いてしまいます。
前回は、ちびっと英語本.com をお出ししましたが、帰京編となりますと、そうもいきません。、

そこで、今回は、ちびっと旅を離れてみたいと思います。ところどころに、旅の画像が出るような気はいたしますが。

西新井ブログの夏休みアクセス急増の理由は、いっこうに解明されていないのですが、
8月1日~19日までの19日間で、
総訪問者 10,338人(ソネット調べ。 1日に1人が何回来ても1人とカウント)
総ページビュー 78,602 PV (総アクセス数)
となっております。
これまでの月の約2.5倍から3倍の数値で、ほぼ「あり得ない」状態が続いています。

もしかしましたら、「良い子の委員会」の査察が入っているのやもしれません。
「良い子の英語ブログ」からの脱退を余儀なくされる前触れかもしれません。
突然、通告が来るのです。
「この記事」と「この記事」は、「良い子」の基準を逸脱していると。削除しなさいと。

夏休みなので、皆が、娯楽を求めた結果なのかもしれませんが。

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当方は「良い子」ですので、仙台で、かような場所に出入りしていたという事実はありません。

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仙台のこの大手書店は、店によって若干異なりますが、24時、25時までオープンしています。まさに、本屋さんの鑑で、「良い子」も、ここならば深夜でも出入りできます。

☆☆
で、ですね。
この際ということで、過去記事のちょっとした調査を行いましたところ、

今から約2年前の2011年12月に、「今度こそ英語は大丈夫 は 大丈夫?」という、絵もなく英語文も出てこない、かなり真面目なクドクド話を書いていたことが判明いたしました。
当時いただきましたナイスは3人ですから、ソネット内では、いまだまったく未知の話です。

かなり、クドクドしいのです。

しかし、

カカシはscarecrow

自分の英語力は棚に上げまして、
けっこう、この手の、クドクドしいマジメな話が好きなのですね。

そこで、「北の国から 2013年夏 その4」を、若干中断しまして、この埋もれた話を「一挙再掲」してみたい、かように考える次第です。
ちょ~~っと、かな~~~~~~り、長いんですけど。

A.
あの~さ、それだけはやめといたほうがいいんじゃない?
読者が一気に減ると思うな~。

前回の記事では、英文例を出していないのですが、
やはり例がないとかなり実感しづらいと思いますので、この中で「読み物」の例として出てきます、雑誌Time やペーパーバック、絵本、児童書などには、今回、少しだけ「見本」といいますか、「こんな感じのもの」という例を、明記して「追加:追記」させていただきました。

さっそくですが、以下、
☆☆
再掲「今度こそ英語は大丈夫」は、大丈夫?☆☆

皆さん、あけましておめでとうございます。

皆さん、カリスマ英語講師の足立sunnyです。

クリスマス酔いですね。

えっと、ですね。
クリマスも無事終了いたしまして、本日、めでたく、売れ残りのケーキ=大特価を食べながら一息ついている、読書一筋、足立sunnyです。

前回のブログで読破宣言致しました、The Scarecrow and his Servant (PHILIP PULLMAN)ですが、現在45頁/230頁、ほとんど進んでおりません。
モノスゴク面白いのですが、進まない理由が、ひとつ。

それは、他の本を読んで、ウンウン唸って考え込んでいる、いるからです。

その本とは?

{こんどこそ英語は大丈夫}
高校生のための英語道
(東進ハイスクール講師 今井 宏 著 東進ブックス2005年)
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いまから、5年以上前の本です。
有名予備校のトップ講師の方の、高校生のための、真に身につく新しい英語学習法のホンのようなのですね。
先日取り出した、押入れのダンボール箱の中に、入っていました。

途中まで、実によい感じのことを述べられています。

新しいというか、氏の考える真に身につく英語学習法とは、何か?
この本は、章が、英語道初級、中級、上級、黒帯に分かれています。
そのなかで、「英語道初級」と「英語道黒帯」を、ちょっと出してみます。

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この本の中で述べられている英語学習には、いくつかの柱があるようなのですが、
大きくかいつまんでご紹介しますと、

その柱は、

(1)文法の基本問題を何度も反復して解く(例えば、1000問を7回ずつなど)
英語は体力だ。英語は筋トレだ。運動トレーニングのように、反復くりかせば、英語の基礎体力がつく。

(2)テキスト本を30回とか40回とか、繰返し音読し、平行して、ネイティブの発音を繰返し聴いて、発音を向上させる。発音のよい先生の授業を受け、音楽CDを、歌詞カードにかぶりついて、繰返し聴く。


(2)英単語は、文法書&文法問題をやりながら、自然と増強してゆき、そのあと、徹底的に書きまくって覚える。単語集を暗記したり、タダ読んでいるだけではダメで、徹底的に書きまくることが肝心。

(3)リスニングCDは、リスニング5回、音読5回を1セットで、それを5回繰返し、都合25回繰返すことで、音をしみこませる。

(4)学習がだいぶ進んだあと、英語道黒帯に移行する段階では、
1枚の映画DVDを、一日1回で5日間、5回くりかえして見る。

などなのです。、

結局のところ、

「くりかえしの反復解読による文法の習得」
「くりかえし書くことによる単語の習得」
「テキスト本のくりかえしの音読」
「くりかえしのリスニング&くりかえしの音読」
のようなのですね。

音読については、著者の体験からにじみ出たもので、音読によって、いかに自身の英語力が変貌していったかも記されています。

むろん、トップ講師の先生ですから、このような指導による生徒さんの実際の変貌も、実感としてあるのだろうと思います。


音読関係の出版でいいますと、例えば、

「英会話ぜったい音読」(国弘正雄編、千田潤一指導 講談社パワーイングリッシュ)が、2000年。

「5文型で話せる音読英会話」(晴山陽一 青春出版社)が2003年。

「Z会の音読英単語シリーズ」が、2003年。

というように、出版されています。

Z会は、受験大手といってよいでしょうから、2003年頃には、「音読」が受験英語の世界に入ってきていた、という計算になります。
リスニングが受験に必要になった、そういう事情が一番の原因かと思うのですが、ですね。

{こんどこそ英語は大丈夫}も、予備校講師の方の本ですから、各大手予備校でも、受験アイテムとして、生徒に音読を勧める、そういう時期かとも思うのです。


☆☆
で、ですね。

先の柱のようなものは、いずれも、「超くりかえし」が主になるわけですが、方法論としては、これは、ワリと理にかなったものだと思うわけです。
反復は、記憶の必須要素です。

文法1000問を7回も繰返して解けば、出題されている大概の文法事項(基礎文法)は、アタマにはいるでしょう。

テキスト本のくりかえし音読30回も、リスニングCDのくりかえしリスニング&くりかえし音読25回も、相当の効果を挙げるものと思います。

英語道初級の段階で、徹底したくりかえし学習を推し進めることは、クモンではないですが、基礎体力的な英語の力をつけるとは、思います。
受験的にセレクトされた問題で、受験的にセレクトされた文法事項であったとしても、こうした繰り返しによって、身に付けさせられたものは、自身の英語力として、ある程度定着するものと思います。
むろん、おそらく、「受験のための英語力」でしょうが、ですね。

英語道黒帯に移行する段階で、1枚の映画DVDを、5回みれば、ある程度内容を理解したリスニングも可能となるでしょう。
これを相当数の映画でくりかえせば、かなりの実践的リスニングになると思います。
当人に、それほどの時間と、耐久力があれば、の話ですが。
毎日2時間、DVDを見れる人は、そう多くありません。英語習得という強力なモチベーションがなければ、掛け声はいいけれど、実際にやる人はいない、ということになるでしょう。

これをいうと誠に失礼ですが、おそらく、著者ご本人も、これは実行されていないことでしょう。


で、受験とか、英語学習ということでは、それでよいように思えるのです。くりかえし、くりかえし、によって徐々に身につけていく、ジミですが、必須の要素を持っています。


☆☆
しかし、どうやら受験がおわったと思える、「英語道黒帯」のなかに、
どうにも腑に落ちないある一連の文章」があるのです。

それは何か?

それは、以下のような文章なのです。

ここは、少し長いのですが、ニュアンスを損なわないため、(話の最初の部分はカットはしますが)、原文をそのまま、正確・完全にうつさせていただきます。
著者の真に意図するところは、本を買って読んでいただかねばなりませんが、予備校での学習を終えた=それなりの英語力を身につけて大学に合格した、あとの英語道=英語黒帯、についての、不可思議な記述です。

☆原文そのままー大学進学後のおはなしと思われるー☆
(前略)
そうして、まず基本的な文法とボキャブラリーを身につけ、ネイティブスピーカーたちと等質の一般教養を養成し、音読・スラッシュリーディング・シャドウイングを徹底的に継続し、DVDやニュース番組をエンジョイして2年ぐらいが経過するものと思います。

 大学での、だいたい2年間を使って、皆さんは文字をあまり使わずに「英語の達人」になっています。「和訳の達人」ではなく、「英語の達人」であるところが、いいじゃないですか。
「英 語の達人」は読むスピードが違いますよ。「和訳の達人」はとにかく読むスピードが遅すぎます。1ページに15分もかけて、ふーふー言っている。 NewsweekやTIME一冊に5時間以上かけて、それでも全然終わらない。カッコわるーい。ペーパーバック1冊に1ケ月もかかっていたんじゃ、面白く も何ともないでしょ。「和訳の超達人」のはずだった予備校講師のスピードを思い出して下さい。すんごい遅かったでしょ。決められたテキストを最後まで読み 終われない。今後皆さんがいくら「和訳の達人」になっても、期待できるスピードはあの程度。

「英語の達人」は、ペーパーバックなら、まあ 1冊を3日ぐらい。Newsweek やThe Economist なら2時間ですかネエ。東京駅で新幹線に乗って、途中でちょっとコーヒーを飲みながらひと休みして、新幹線が名古屋を過ぎて京都に到着するころまでに一冊 読み終わる、というペースです。これはかっこいいですよお。

 2年後には、いよいよリーディングスタートです。どんなに忙しくても、1日 に少なくとも30ページは読んで下さい。飲み会があろうと、デートがあろうと、理想的には1日に平均50ページは読んで欲しい。年間で、20000ページ 近く読むことになります。20000ページと言われるとビックリするでしょうが、和訳するんじゃないんだし、かなりのボキャブラリーが身について辞書を引 く必要もない。ネイティブ的教養もあるから、とっても読みやすい。これなら、年間20000ページ読破もけっこう楽に実現できると思いませんか。

  今日まで、皆さんは日本語でたくさんの読書をしてきたと思いますが、いままで読んだだいたいのページ数を計算してみてください。一冊平均250頁として、 1年間で80冊読むと20000頁ですよね。今まで、それほどたくさんの読書をいていました?日本語でさえ、そんなに読んできた人は少ないでしょう。それ を、2年後には、「英語で」実現しようとしているです。う~ん、カッコいいよネエ。

その域に達すれば、もうTOEICやTOEFLだのの 長文問題でビクビクすることはないでしょう。その域に達する若者がこれからどんどん増えてくることを心から期待しています。「和訳しながらやっとのことで 1ページ30分」とか「文法はわからないがハワイでショッピングができる」程度の英語力に満足しないで欲しい。20000頁を毎年達成している、教養あふ れる若者達が、ネイティブ並みの発音とスピードで、国際社会で日本人として堂々と意見を発表し、世界中の人々と議論をし合えるようになる、予備校教師とし てみんなの顔を見ながら私が夢想するのは、そういう素敵な日本の姿です。

☆原文そのままー終わりー☆


この文章は、ある意味、理想論というか、机上の論理なのですが、「モノスゴク肝心なあること」が、「5つほど抜けている、ないしは、話が飛んでいる」ように思えるのです。

(1)
何を(どんな類の英文を)?30頁~50頁読むのか。

《話を少しわかりやすくするため、例を今回追記しました》

例1 ペーパーバック PB:
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ヒマラヤ杉に降る雪
工藤夕貴主演で映画化されたものの「原作」
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これで1ページです
大学で、音読・スラッシュリーディング・シャドウイングを徹底的に継続し、DVDを見るとか2年間英語/英会話の学習をしたとしても、「全くの英文読書未体験者」が、いきなりこれを30ページ~読むのか?

何とか、くらいついて できれば50ページ?
1日5ページ読めれば、上々の出来なのではないか?
TOEIC 900点 とか英検1級の人でも、読書となると、そんなにスラスラとは読めないのに?

例2 いくぶんやさしめの児童書:
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当方が先週読んだ、児童書
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これで1ページです。
これなら、1日20ページ~30ページ読むことは可能でしょう。


例3 紙版を持っていないので、Time Online (リンク)

筆者(この著者)には申し訳ないけれども、カッコが悪かろうがなんだろうが、雑誌 Time のおおよその記事を 「5時間」で読める人は、日本人の英語関係者としては本当の英語の達人であって、そもそも、10時間かけようと20時間かけようと、Time の記事をおおよそ読破できる人は、極めて少ない。

記事の一例(抄録):
After a six-month delay, U.N. chemical-weapons experts have finally arrived in Syria to find out what exactly happened in Khan al-Asal, near the city of Aleppo, on March 19, when 31 people died in what appears to have been a chemical-weapon attack. The investigative team will stay for at least a week, visiting Khan al-Asal as well as two other sites, which are thought to have been hit by similar attacks, though for security reasons their locations have not been revealed.

In Khan al-Asal, the government claimed that “terrorists” — its blanket term for antiregime rebels — had fired a “missile containing a chemical substance” at the village in retaliation for residents’ support of the government, and asked for a U.N. investigation. The rebels accused the government of attacking its own people in order to smear the opposition and echoed the call for an impartial investigation. The investigation team, including weapons experts from the Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons, has been on standby since April, waiting on negotiations about the kind of access Damascus is willing to permit. Investigators may finally be in Syria, but they are unlikely to reach the kind of closure that the victims’ families, the government, the rebels or even the international community seek.

(MORE: Syria’s Civil War: The Mystery Behind a Deadly Chemical Attack)

To begin with, the team’s objective is only to determine whether or not chemical weapons were used, not how and not by whom. Even under the best circumstances — unfettered access, immediately following the attack — the findings were likely to be disappointing. Who wouldn’t want to be able to point a finger when it comes to the deployment of a weapon that is universally abhorred? Six months on, the circumstances are significantly less than ideal — physical traces of the agents are likely to have disappeared by now, forcing investigators to depend on available medical records and interviews with survivors, both of which are vulnerable to manipulation.
こんな感じの英文記事、しかも分野のまったく異なるものが、Time にはどっさり詰まっている。
ちょっと音読したり、英会話ができるぐらいでは、このような記事は、全く読むことが出来ない。


ちなみに、この記事に関しては、当方は、ある程度の概要しかわかりません。事細かな部分まで仔細に把握するのは、正直難しいところです。
《一応追記:》
えっと、ですね、誤解されるといけないので、少し追記します。
上で「ある程度の概要しかわかりません」、と書きましたが、「この文は難しい専門用語をあまり使っていないので」、自分のなかでは、アタマの方から普通に読んでいって、「読める文」、「こういう意味の文章だ、という把握はできる文」ではあるのです。
それなりに訳もできます。ただ、ですね、2箇所、細かい部分で、ちょっとひっっかりますので、そこの仔細な部分を「ちょっと飛ばして」読んでいる、という対応ではあるのです。ですので、完全には把握できていない、という意味です。

例4 やさしい絵本:
《The Lion and the Mouse》
One day a Lion wastaking a nice nap in the warm sun.
Nearby, a busy little mouse scurried along looking for berries.
But all the berries were too high for her to reach.
Then the mouse spotted s lovely bunch of berries that she could reach by climbing on the rock below them.
When she did, the mouse discovered that she had not climbed a rock at all.
She had climbed right on top of the lion's head !

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The Lion did not like to be bothered while he was sleeping.
He awoke with a loud grumble.
" Who dares to tickle my head while I'm taking a nap ? " roared the lion.
The mouse quickly jumped off the lion's head and started to run away.
The lion grabbed for the little mouse as quickly as he could, but she was too fast, and he just missed her.
The quick little mouse hurried to get away from the lion.
She zigged and zagged through the grass, but the lion was always just one step behind.
At last the lion chased the mouse right back to where they had started.
The poor little mouse was too tired to run anymore.
The lion scooped her up in his huge paw.
" Little mouse , " roared the lion.
" Don't you know that I am the king of the forest ? Why did you wake me up from my pleasant nap by tickling my head ? "

かなりわかりやすいと思いますが、でも、必要十分ないろんな表現が出来ています。


《今回の例追記 おわり》

(2)
頁は、何を想定してはじき出しているのか?
(PBを30頁と、TIMEを30頁とでは、天と地ほど換算値が異なります。絵本を30頁と、児童書を30頁とPB30頁でも、全く異なります。)
(もっとも、著者は、絵本などは眼中にないでしょうし、児童書という分野の本は、全く知らないと思われるのですが。)

(3)
予 備校講師ほどの英語が出来る「和訳の達人=スゴイ量のボキャブラリーと文法力を有している人」が、1ページに15分もかけて、ふーふー言っているという、 のに、普段日本語の読書もロクにしていない者が、学習を積んで、いくら日常的に英語が使える段階であったとしても、「どうやって?」、いきなり一日 30~50ページもの量の英文:それも難しい英文を、継続して毎日読むことができるのか?

それまで、毎日でもなく、ときどき1日最大で1千字ぐらいの英文しか読んでいなかったのに、ですね。急に、PBや、タイムとか英字新聞とか、読めというわけなんですね、多量に。

(4)
かなりのボキャブラリーが身について辞書を引く必要もないのは、1年20000ページを継続して読んだあとのことだと思われるが、で、スタート時点で、どうやって未知の単語、未知の言い回しの多く含まれている文章を、30~50ぺージも読み進めていくのか?

最初は、まさしく、15分1ページの「和訳の達人」と同様にしか、ならないのではないか?1時間に4ページだと、50ページ読むのに、12時間必要になるが。

《今回:注》
15分1ページでも、読み進めば、かなりのものと思います。
わからない表現や単語が続出するペーパーバックを読み進めることこそ、至難の業です。
《今回:注》

達人の予備校講師をはるかに凌駕するほどの英語力を、会話だけでなく、スラスラPBなどが読める力を、氏自身のメソッドだけで、受験&大学の2年間で養成できるものなのか?
英語だけやっているわけでもないのに。

(5)
読書の量と読むスピードに関して、日本語の本と英語の本とを、ページ数で単純比較するのは、不当なのではないか?

例えば、当方は、文庫本サイズであれば、250頁の本を1日2冊読むことは、そう難しくはないのですね。それでも、読むスピードは、必ずしも早いとは言えません。
年間200冊は、少なくとも毎年読んでいますし、英語の本を読まなかった時代には、月に30冊以上読むことも珍しくありませんでした。囲碁の本だと、1日4冊でも読めます。

英語の本PBは、仕事以外、他に何もしなければ、一日100頁ほど(1時間30頁×3時間と少し)は読めますが、丸々一日あったとしても、途中でダレルので、1冊は読み終わりません。
でも、丸2日あれば、お気楽PBの、300頁台のものは読み終わります。

《今回:注》
上の算出は、やさしめの娯楽系ペーパーバックに関するもので、わりと読むスピードの遅い当方の場合、1時間30ページというのは字の大きさにもよりますがマックスで、毎日仕事をしながら余暇の時間に普通に読めば、300ぺージのPBを読むのに、4日~6日かかります。
丸2日というのは、なにもしないで、一日中本にかかりきり、という計算時間です。
《今回:注》

TIMEなどの雑誌については、5時間どころか10時間かかっても、読み終わりません。そもそも、使われている英語が、かなり面倒くさいのです。


☆☆
つまりですね。
20000ページを読んで欲しいと言っているものの、何にも具体論はないのですね。

自身が本を読んでいないこと、自身の体験から来るススメでないことは、明らかなような気がします。
PBとNewsweek,TIMEなどの雑誌の英語、英文の難易度の検討もありません。

これでは、ある程度英語学習が進んできたら、
思い切って英字新聞やPB原書を、読み進めましょう。
ナマの英文、原書にどんどんチャレンジしましょう。

といっているのと、あんまり変わりがないように思えるのです。
方法論もなく、具体的指摘もなく、毎日50頁、年間20000頁のPBや雑誌を読めるのならば、何の苦労もいらないのですね、と皮肉りたくなる記述なのです。

どうして、そう難しいことに、一気に跳躍してしまうのか?
ある程度の英語学習&受験を終えると、どうして次は、一足飛びに、
英字新聞、
PB、
TIMEなどの雑誌、
にチャレンジになってしまうのか?
あこがれとか、そうありたい、とかは強いのですが、多くの方は、そのギャップを容易には埋められないのです。
ある程度英語の成績が良くて大学に合格した、その後も少しリスニングの学習を続けた、そういう段階で、TIMEや英字新聞が、スラスラ読めるはずがないのです。PBもしかり。
もしそれが可能ならば、日本の英語教育は、これほど批判されていないでしょう。

英語道初級には、大いに賛成できる点が多いのです。
中級~以降も、同様です。

しかし、そこから、急に話が空想の世界・理想の世界になってしまうのですね。
知識人や、英語の先生に、よくあるパターンです。

具体的な実行方法が、全く示されていません。
個人の努力で、何とかして欲しい、やればできるだろう、そういう話のように思えるのです。

そうしますと、ですね。
「今度こそ英語は大丈夫」という前半のお話さえも、使える英語を身につけるというお話ではなく、「受験にはこれで大丈夫」、ということのように、思えてきてしまうのです。

結局は、従来の受験勉強に、繰り返しと音読の効用を入れただけなのではないか?
その手法は、効果が高いとしても、あくまで受験用のヒトコマなのではないか?

そんなことをついつい、考えてしまいますと、アレコレ悩んでしまいまして、
Scarecrow の読書が思うように進みません。
Scarecrowさん、 ちょうど、今、芝居の公演に出演することになって、楽屋に入ったところなので、目が離せないところなのですが、ですね。

この方の論調を否定したり、揶揄する意図は全くないのですが、
「やさしい英語の読書」を、英語学習の初歩段階から取り入れるべきである、
という当方の主張とは、全くかけ離れています。

ある程度の文法アンドボキャブラリーを有しているものの(高校卒業以上)、
いきなり難しいことをしようとして、
英字新聞も、
PBも、
TIMEなどの雑誌も、
ほとんどの人が、挫折して来たのですね。

その後の、超人的個人の努力・英語学習によって、これらは、一部の人だけが、克服してきたのです。

当方は、そういう英語教育であって欲しくないんですね。
確かに、いくら改善しても、個人の相当の努力ナシには、TIMEが読めるようにはならないでしょう。
英字新聞もしかり、です。

しかし、現在は、その努力の土台すら、学校段階で養成できていないのです。
予備校でも、同じです。受験に必要ですから、難しいことにばかり、取り組んでいます。
その難しいことのエッセンスを、効率よく習得させようとしているのです。
身につく英語に取り組んでいるのではなく、あくまで、受験予備校なのですね。

だいたいパラグラフリーデングなどという、ちゃんちゃらおかしい話が、まかり通っています。
普通に読んでも読めないものを、先を類推したり、キイポイントの文を抜き出したりして、どうやってマトモに読むというのでしょう。
それは、普通に読める人がやることです。

当方が、一度読んだPBを再読するとき、テキトウに流し読みすれば、1冊2時間ぐらいで読み終わります。読む必要のないところを、全て飛ばしてしまうからです。

英文新聞記事や、雑誌記事などでも、場合によっては、読み飛ばすこともできます。どこに、興味のアル必要な事項が書いてあるか、記事の分野によっては、わかる場合もあるからです。

しかし、このような小手先のテクニック、本末転倒の事項を、英文を読むさも重要事項のように取り扱っている本が多いのですね。

当方は、大いに言いたいのです。

「はじめから一つひとつキチンと読みなさい」

読めるようになれば、自然と、テキトウに飛ばし読みできるのだから、そんなことを重大事項のように教える、解説するのは、話がアベコベなんですね。
そういう風だから、マトモな環境にならない、そう思うんです。

☆☆
当方は、実のところ、思っています。

TIMEなんて読めなくていいんじゃないのか?
英字新聞なんていらないぞ!日本にだって新聞はある。
世界情勢だって、いろんなお話だって、翻訳版や日本語の本で十分じゃないか


ただ、ですね。
しゃべれないし、聴いてもわからないし、あまり難しくない英文も読めない、
それが高校卒業生の平均的な状態だという、そういう英語教育・英語環境は、できればもうやめにしたい、そう願っているのです。

せめて、熱心に学習してる普通の高校生であれば、ある程度は聴いてわかる、ある程度は英文が読める、そういう土台を、高校卒業までに作れる、そういう環境でありたい、そう思うわけですね。


☆☆
長々と、「今度こそ英語は大丈夫」本を引用させていただきまして、ありがとうございます。
好き勝手なことを申し上げましたが、

「初歩の学習が終わったら、とにかく難しい英語に積極的に取り組んでみよう」
「英語学習を続けているのだから、頑張ってなんとか、やってみればできるだろう」
「あとは気力でで継続することだよ」

というのでは、大半の方が挫折するのは、わかりきったことです。

「(難しい)英字新聞を読みなさい」と言う前に、英語の先生方には、「(やさしい)絵本を読みなさい」といって欲しいのです。
「大人用ペーパーバックに挑戦」なんていきなり背伸びをしないで、「やさしい児童書から、まずは読んでみては?」といって欲しいのです。

特に、自身で本(もしくは新聞など)を読みもしないのに、「このように読んで欲しい」「こうすれば読めるようになる、OKだ」などといい放つ場合には、それがいかに未来を活き活きとさせるカッコいい言葉であって、受験生のやる気を出させる方便であったとしても、発言に慎重であってほしいのです。

☆☆
皆様、ほんとうに数多くのご訪問、ありがとうございます。
「良い子」の査察の場合は、お手柔らかに、お願い申し上げます。
グドグド、つべこべと申し立てまして、お赦し下さい。
ぼちぼち、ブログを巡らせていただきたいと思います。

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どことは申せませんが、「お好み焼きバーガー」を食べましたことは、激しく航海、いや後悔しております。

では また。


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風来鶏

総訪問者 10.338人・・・0.338人とは、妊娠3ヶ月の“胎児”までカウントしているのでしょうか?!
「.」じゃなくて「,」の間違いですよね^^;)
by 風来鶏 (2013-08-21 08:46) 

ソニックマイヅル

おはようございます。こちらの歌でカレーが食べたくなってきました。^^;
by ソニックマイヅル (2013-08-21 09:09) 

ふぢたしょうこ

チキン南蛮カレー
高カロリーすぎます~!!
美味しいんですけどね・・・・
by ふぢたしょうこ (2013-08-21 11:51) 

足立sunny

風来鶏さんへ。
すみません、スクロールが大変で。
ナゼか「発見 半角/全角キーと長寿十訓」という記事を、毎日ガーと100人見に来られるのですね。どうしてなのでしょう?
で、ですね。そのキーが、カンマとポチ点はとなりどうしなんですね。押し間違えました。漢数字で、壱萬参百八十八とすべきでしたですね。
by 足立sunny (2013-08-21 16:24) 

足立sunny

ソニックマイヅルさんへ。
ありがとうございます。きょう、ローソンで、「唐揚げ 瀬戸内レモン味」というのを買ったのですが、コレをカレーにトッピングして食べようと思っております。
舞鶴にも、ご当地カレーがあったかと思うのですが、今月中に、カレー記事をアップすべく、現在、カレー店廻りを計画しております。No Curry No Life が新標語です。
by 足立sunny (2013-08-21 16:35) 

足立sunny

ふぢたしょうこ さんへ。
西新井へのご降臨、国民一同歓喜しております。
神戸にも、チキン南蛮カレーの波は押し寄せておられましたか!カツカレーとの選択に迷いますよね。かろりーは、踏み台昇降100回を5セット揚げないで消化可能です。当方の好きな、揚げないチキンステーキどんと載せカレーも、ご検討ください。そういえば、海とかで泳がれた気配がないのですが、ビーチリゾートとかダイビングとかはいかれないのでしょうか?オーストラリアなどでしたら、浮き輪で浮いているだけでも、キレイなお魚さんがワンサカ来ますね。コバンザメも来ますが。
by 足立sunny (2013-08-21 16:55) 

原みつる

今日はカレーでした。
子供がいるので甘口カレー(〃゚д゚;A アセアセ…
辛いの好きなアタシσ( ̄  ̄〃)には物足りないw
by 原みつる (2013-08-21 20:08) 

足立sunny

原みつるさんへ。
またまた「エエエッ画像」を使わせていただき、ありがとうございます。全然原作の場面と違うのですが、チキン南蛮カレーの衝撃を表すには、これしかない!と思いました。
実は当方、(辛いカレーが苦手というわけではないのですが)市販のカレールウの中では甘口の「バーモントカレー」級が一番好きでして。レトルトでは、「納得の野菜カレー 甘口」が好物です。たしかに、辛さは物足りない気がしますが、ですね。
で、思うのですが、ここ最近「お化け屋敷」が人気らしいのですが(中で痴漢して捕まった人もいますが)、ホラー映画は、年々エスカレートしていく感じがありまして、どうしてあんなに「見た目で怖くする」のでしょう?甘口のように、こそっと怖い映画は、けっこう好きなのですが。
by 足立sunny (2013-08-21 20:40) 

ぽちの輔

ご訪問&nice!ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
by ぽちの輔 (2013-08-22 07:29) 

てんてん

アクセス急増 おめでとです~
チキン南蛮とカレーをドッキングですか~( ̄¬ ̄)ジュルッ!!!
お!お好み焼きバーガー?ヾ(@⌒¬⌒@)ノ んまそ
by てんてん (2013-08-22 13:35) 

海を渡る

ご訪問ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by 海を渡る (2013-08-22 19:45) 

足立sunny

ぽちの輔 さんへ。
こちらは変なブログでびっくりされたと思うのですが、記事の約30%は「良い子の英語ブログ」になっております。あとはヨタ話です。
現在、雨が土砂降りなのですが、ゲリラ豪雨ではなく、全国の水瓶になんとか降っていただけるよう、祈っております。
by 足立sunny (2013-08-22 20:40) 

足立sunny

てんてん さんへ。
ありがとうございます。
それが、もう不可思議としか言いようのない現象でして、「5つの過去記事」を、毎日80人~100人見に来られるのです。「ネッシー記事」とか「発見 半角/全角キーと長寿十訓」とか、ですね。これまでお越しいただきました普通一般のかたの訪問は、減っているのかもしれません。ソネット調べですので、なんとも言えないのですが。
 唐揚げとカレーは、かなりの好感度組み合わせですね。お好み焼きバーガーは、確かに「お好み焼き」のような愛がしたのですが、お肉が入っていないような・・・不思議な中身でして。 ◯◯◯リアで、現在、発売中です。
by 足立sunny (2013-08-22 20:52) 

足立sunny

海を渡る さんへ。
来島海峡の夕暮れは、素晴らしいの一語です。ステキな写真をありがとうございました。
当方は、香川から西の瀬戸内海は不案内なのですが、いつも行きたい、行きたいと思っております。
by 足立sunny (2013-08-22 21:02) 

denko

こんばんは。

 >(1)何を(どんな類の英文を)?30頁~50頁読むのか
   そうなんです! だいたい30ページ読め
   と、 英語指南書にはよく書いてありますが、
   いったいどのレベルの本のことなのか?
   謎であります。

by denko (2013-08-22 21:52) 

足立sunny

denkoさんへ。
お題目のページ数ですから、具体的な想定はないのでしょうね。Angelさんの日本記録とも思える年間100冊は別としまして、年に80冊も読めたら、カリスマ英語センセになってますね!読んでないから、お気楽にススメられるのです。構造力学の原書などは、毛頭アタマにないとは思いますが、経済、社会の一般書も、アタマにはないと思います。
もっとも、当方も、そろそろ児童書と絵本以外をダーと読みたいトコロです。一応、クライブカッスラーが候補なのですが。
by 足立sunny (2013-08-23 06:13) 

CROSTON

チキン南蛮カレーはアップされてないんですか!?
宮崎発祥なんですね。
ん~。ちゃんと歌まで作られているなんて。。
結構大きなチェーン店なんでしょうかね。
by CROSTON (2013-08-23 12:39) 

足立sunny

CROSTON さんへ。
どうも、その~、実体験のリサーチ不足でして。
このお店は、「カレー倶楽部ルウ 神田関東総本店」という一応チェーン店らしいのですが、食べログに実物写真がありましたので、「追記」しておきました。生粋のカレーファンからは、あまり高く評価されていないようでしたが。
近々、一度食べてみたいとは、思っています。

by 足立sunny (2013-08-23 20:58) 

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