黙読と音読の間にある「アタマの中での音読」の巻
黙読と音読の間にある「アタマの中での音読」の巻
タイトルをご覧になって、
「何を言ってるんだ、コイツは」
「黙読は黙読で、音読は音読だろう」
{アタマの中で音がなるのは、気が狂った証拠だ!}
と思われる方が多いと思うのですが。
皆さんは、普通に本を「黙読」するとき、どのように黙読しておられるのでしょうか?
エッ。えっ、何ソレ?
mokudoku は 黙読だろう、
実は、そこが大問題なのです。
ドエライ問題なのです。
もしかしたら大問題かもしれない、問題なのです。
本当はささいなことなのかもしれない、問題なのです。
だれも問題にしないかもしれない、問題なのです。
だんだん、弱気になってきましたね。
ワンナップ、ワンナップ!、ワンナップ!!
これは、さるブログをヒントに(まあ、当然推測はつかれると思うのですが)、落ち込んだときに当方が実行しています、ワンナップ連呼です。
エエトですね、
皆さんお気づきのことかと思いますが、当方、「ワンナップ ヤマちゃん」のファン27423号なのですね。
それだけなんですが・・・連呼で、元気が出ます!
☆☆
で、ですね。
「黙読」です。
まずは、日本語の普通の本の場合です。
もうひとつ、英語の英文ないし英文で書かれた本:洋書の場合です。
実は、ですね。
これは子供の頃からの「クセ」なのですが、当方は、日本語の本を読むときも、英文で書かれた本:洋書を読むときも、常に、「アタマの中で音読」しているのです。
日本語の場合はモノスゴク速く、英文の場合は比較的遅い、という違いはあるのですけれども。
実際はですね、さらに、
ブログなどを書く:文をキーボードで打つ場合も、(1)アタマに浮かんだ文字をアタマの中で音読すると同時に、(2)手でタイプし、(3)そのタイプして画面に出てくる文字を、また「頭の中で音読している」、という感じなわけです。
ですから、キーボードをタイプして書く場合は、アタマの中で2回音読している計算です。
この「アタマの中での音読」は、正式に何と言うのかワカラナイのですが、当方が、読む、書く際に、常に「アタマの中の音」が介在していることは間違いありません。
アタマの中の音なしに、本を読んだことは、当方、小学生以来、一度もないのです。
これは、正真正銘、一度もありません。
まあ、こんなことをここで大々的に宣言しても、仕方ないのですが。
☆☆
話は、英文に移りまして、
英文:特に「洋書」を読む際に、大切な基本となることを3つ挙げよ、と言われれば、
(1)英文を前から語順どおりに読むこと。
(2)日本語訳への変換をしないこと。
(3)わからない部分は、前後の関係、背景から、国語力ないし理解力で推測する。それでもわからないときは、読み飛ばす。
というものがあるわけです。
ここで、もっとも大切なのは、(こんなことを、いまさらコイツ:当方から聞きたくないという方もおられると思うのですが)、
(1)の、英文を前から語順どおりに読むこと、
なのだと思うわけです。
こういう風に読まないと、英文が難しくなります。
前から語順どおりに読むと、「奇妙」に思われるかもしれませんが、複雑な構造の文でも、複雑でなくなるのです。
難しい単語は難しい単語のままですが、ですね。
複雑な構造の文の場合、
だいたいにしてですが、
書いた本人の気のおもむくままに、ただ、どんどんつなげていっている場合が多いですから、
最初から語順どおりに読むと、その文の構造を、そのまま頭に受け入れることが出来る場合が多いんですね。
で、ですね、
当方は、音読ならぬ、「アタマの中での音読」をしながら読んでいますから、必然的に、前から語順どおりにしか、読めないわけです。
アタマの中でとはいえ、音読ですから、ですね。
他の方の一般的な黙読手法を知りませんから、ナントも言えないのですが、
一般の方は、いろいろな学習日記などを見ていますと、どうも、「頭から英文を語順どおりに読む」ことに苦労されているような感じを受けますので、
すると、いまさらながらですが、
「黙読自体、黙読手法自体も、当方とは全然違うのではないか?」と、ハタ、旗、機、畑、羽田、ハタッと思ったわけです。
どうなのでしょうか?黙読。
☆☆
以前、さるブログで、洋書読みの方が、物語がうまく頭に入らないときは、「音読」する、と言われていました。
うまく入り込めないときに、最初は音を出して読んで、だんだんそれがつぶやきぐらいに小さくなっていって、最後に黙読になる頃には、スーと読めるようになっている、
読むスピードが出ているときは、読みながらビジュアルの風景というか、ビジュアルイメージが頭に浮かんでいるとも、書いておられました。
当方も、読みながら、集中できていると、イメージは同時に浮かぶのですが、でも、たぶん、「黙読」の手法は、この方とは違う気がするんですね。
おそらく、この方は、集中できていると、文字を目でみた瞬間に頭にイメージが浮かぶのだと思うのですが、当方は、「アタマの中で音読」しない限り、イメージが浮かぶことはありません。
改めて、申しますが、
「皆さんはどのように英文を黙読されているのでしょうか?」
それとも、「英文は、黙読しない」、のでしょうか?
以前に、「流ルル英語で感じる「英文の普通の読み方への疑問?」」
でも書いたことなのですが、
英文を前から語順どおりに読まない方が多い、ということに対して、
特に不可思議に思ったのは、
実は、当方の、この「アタマの中での音読」グセが、
どうも、「あまり人のしないこと」、であるとの認識がなかったのです。
常に「アタマの中で音読」していますから、それ以外のことに思い至らなかったのですね。
☆☆
それで、というわけでもないのですが、
皆さんの黙読手法を確認していただくべく、当方のお気に入りのエッセイの一つの、冒頭部分を、拝借してきました。
確認していただくというのも、甚だ失礼な話だとは思うのですが、
皆様の黙読手法を、どうしても知りたい、という当方の願いと受け取っていただければ、さいわいです。
English Zoneという「やさしい英語雑誌」(2009年2月に休刊)に掲載された、
Domo Domo Paradise (ファン・ボルガ氏)のエッセイのヒトコマです。
このエッセイは、一読して、気に入られる方も、けっこう多いと思います。
やさしい英語で書かれていますから、読みやすいと思います。
エッセイの状況設定は、「ボルガさんは帰国していて、しばらくぶりに日本に戻ったところ」、というものです。
皆さんは、どのように、「黙読」されるのでしょうか?
少し、お試し下さると、さいわいです。
もっとも、ですね、黙読の件は置いておいてもですね、
「やさしい洋書を楽しく読もう」ということで、
やさしい英語で書かれたこのエッセイを、できるだけ多くの方に、「楽しく読んでいただきたい」、という想いもあるのですが、ですね。
☆☆
では、勝手ですが、
「Where has My tokyo Gone?」私の東京はどこに行った? の始まりです。
☆
Where has My tokyo Gone?
"Let meet to celebrate!" my old friend Yoshitaka said over the phone.
"Glad to be back in my beloved Tokyo," I said." Next Fraiday? Great! Hachiko? Crowded. The Moai statue? Not stylish. Under the screen of Shibuya 109-2 building is better. Call the guys , we'll dine at my favorite place.
※dine:食事をする
The following Fridady in Shibuya, I met the ten friends Who came.
"Long time no see" I said,embracing each of them. Happiness and lack of use made me forget Japanese manners.
※Long time no see:(長らく会わず)久しぶりだね
※embrace:抱きしめる
I then said," follow me!" and led the way past the old structures of Nonbei Yokocho, crossed Meiji-dori andimmeadiately crossed Aoyama-dori before walking uphill." You're a Tokyo expert!" Yoshitaka said.
※led the way:道を先導して(lead,led,led)
At the first corner, I turned right and followed the street under the Ginza Line tracks."You know your way around," another guy said.
i was filled with pride.
" We are almost there, the best yakitori in town," I said, turning right and pointing to the fifth floor of gray building that...wasn't there!
※the street under the Ginza Line tracks:地下鉄銀座線の下を通る道(地下鉄銀座線は、終点渋谷では地下ではなく地上高架を走っている)
The whole block had torn down:no more yakitori, no more planetarium, no more a Tokyu Bunka Kaikan. What happend?
※torn down:tear down取り壊す(tear,torn,torn)
" You've been away too long," Yoshitaka said with a laugh.
" I knew that old gray building had been torn down but didn't tell you on purpose. It was our chace to play a joke on you. We have reservations at a fashionable yakiniku reataurant, " he said with a smile.
※on purpose:わざと
※reservations:予約
☆☆
いかがでしたでしょうか。
皆さんは、どのように、「黙読」されましたでしょうか?
いろいろな方の、「黙読手法」といいいますか、
「どのように英文を黙読されるのか?」
コメントをいただければ、さいわいです。
当方の黙読は、「奇妙」なのか、それとも「わりと普通」なのか?
まあ、洋書のような、エンエンと続く文章群、英文群を読むには、「アタマの中での音読」は、ワリと適している黙読だと思うのですが、ですね。
頭から英文を読むのが、どうも?、という方は、試してみられてもいいのではないか、とヒソカに思っているのです、ね。
もっとも、そんな奇妙なことはできないと、一蹴されてしまうかもしれないのですが。
では また。
西新井sunny-side up の近況
性懲りもなく、また本を買ってまいりました。
GET した本
(1)Webster's New World Children's Dictionary 子供用英英辞典
これは、スコラのチルドレンズより、より子供向けの内容になっていますが、日本の中学生・高校生にピッタリの感じです。大きくて重いのは確かですが(日本の百科事典サイズ)、一家に一冊あると、英語学習には、相当便利です。
かりに、家の玄関にこれを置いておいたら、訪れた人は、「腰を抜かす」でしょう。
社会人の方が、もし、職場のデスクの上にこれをデンと置いていたら、天使と同僚が微笑むでしょう。
高校生が学校に持っていったら・・・、想像しただけで楽しすぎますね。もっとも、どうやって持っていくんだか。
(2)The Bone Collector [ Jeffry Deaver ] PB
ジェフリー・デーバーの最高傑作本と言われている、「Lincoln Rhyme]リンカーン・ライム ノベルで(こう読むのだと思うのですが・・・?)、大阪方面の洋書読みの皆さんが、どんどん推薦するので、買ってまいりました。スリルとサスペンスの刑事物みたいなのですが、これから読もうと思っています。
ということで、10月8日(土)本日、読み始めました。
現在まだ33頁。デダシの部分はキキますね。
パジャマのRhymeはひとまず置いておいて、Sachs最高ですね、アムトラック(鉄道)を止めるとは!
510頁の本ですが、字が大きく行間がだいぶ開いていますので、見た目ほど分量はない感じです。
ブログを見たり書いたりしなければ、ある程度速く読み進むと思うのですが。
(3)The Empty Chair [ Jeffry Deaver ] PB
一応、シリーズをもう一つ。200円。
(4)The Vanished Man [ Jeffry Deaver ] PB
つでに、シリーズをもう一つ。200円。
(5)Christmas Wishes [ DEBBIE MACOMBER ] PB
DEBBIE MACOMBERさんの本は「Blossom street」シリーズをボチボチ集めて読んでいるのですが、当方の、大のお気に入りの著者です。こちらは、一つ前のというか並行して書かれている「Cedar Cove」シリーズの一冊です。
心温まるストーリーがほとんどの著者なので、両シリーズを、もっと揃えて読みたいと思っています。
(6)Bee Season [ Myla goldberg ] かなりやさしめのPB
映画化されたみたいですが、映画はみていません。青春物といった感じですが、絶賛されています、ですね。
(7)Deal Braeaker [ Harlan Coben ] PB
Myron Bolitar が登場するシリーズの最初の本とあるのですが、今のところ、誰ソレという状態です。でも、絶賛されていますので、面白い本なのだろうと思います。
(8)RITUAL [ Mo Hayder ] PB
Jack Caffery Thriller とあるので、ミステリー&サスペンスで怖そうなのですが、シリーズで、これも絶賛されているみたいです。
(9)Birdman [ Mo Hayder ] PB
ついでに、これも。
(10)A thousand Years of Good Prayers [ Yiyun Li ] 青春児童書PB
現代の中国で生きる人たちを描いた青春児童書的なPBみたいですが、現代中国が舞台のものは少ないので、ちょっと読んでみたい感じの本です。
う~む、ですね。
どんどん未読本ばかり、増えますね。
まあ、「読書の秋」ですから、本を買ってもいいかも、とは思います。
「黙読」の情報というか、お話、どなたかして下さると、さいわいです。
コメント、真剣に、お待ちしています。
心の中の音読は普通だと思いますよ。
以前、「セリフ以外の声(ト書きのこと)はどんな声?」みたいな話をしたことがありました。
ただ速読を目指すのであれば、心の中の音読はしないようにするのがいいみたいです。
と、英語ネイティブ向けの速読のサイトに書いてありました。
私の場合、例に挙げているような英文のときは、ほとんど心の音読はしないです。でも一行に1.2単語ぐらいの割合で、頭のなかで単語が勝手に音読されちゃいますけど。
単語の拾い読みみたいなものですかね。
残りは目視のみ、って感じです。
参考になりますでしょうか。
by あっこ (2011-10-12 14:39)
あっこ、さん。ありがとうございます。
「普通」といっていただけて、うれしいです。
「心の音読」、いいヒビキですね。
だいたいみんなしているという、ことですね。
一般の方も、特に面倒なものでなければ、英文を頭から読むことは読む、ということでもありますね。
ひょとしたら、じぶんだけ、とても奇妙なことをしているのではないかと思っていたもので、ですね。その点は、一安心しました。ありがとうございます。
まあ、ほんとうに、アタマの中で勝手に声が聞こえたり、アタマの中で「電気関係」がチラつくと、あと少しで病院送りという、昔からの定説なんですね。
確かに、一々アタマで音を出しているので、読むスピードは、相当に遅い方だと思います。
特に、字が大きくなると、スピードが落ちます。
それと、どう読むのか想像が付かない単語が混じっていますと、とたんにブレーキがかかります。
あっこ、さんは、例文のような感じのものだと「目視」だけですか。そうでしょうね。
きっと、パッと目に飛び込んでくるというか、頭に入ってくるのでしょう、と思います。
そういう感じになれば、当方も、もっと速く読めるのですが、ですね。
さらに、悪いことに、当方、目が、ですね、現在、半分つぶれているのです(焦点視力ゼロ)。
網膜はく離の再生手術に失敗しまして、左目は焦点を結ばないのです。外縁部だけはそれなりに見えるのですが、中心部(焦点部)は、焦点を結ばない、視力ゼロ状態でして、どうも、英文がカタマリで目に入ってこないのです。
まあ、イイワケですけども、ですね。
なんとなく、感じがつかめました。
ありがとうございます。
by 足立sunny (2011-10-12 16:49)