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無茶な英語学習なのか? シンプル英文法・構文 について考える「暴論」 の巻 [学校英語について]

無茶な英語学習なのか? シンプル英文法・構文 について考える「暴論」 の巻

おっと、いきなりスゴイ話題を持ち出しましたね
大丈夫か?足立sunny。
そのつたない英語力で、ホントに、何か、語れるのか?

「暴論」宣言して、どうこに向かおうというのか?
許される暴論と、許しがたい暴論があるぞ!

まさか、ORT(オックスフォードリーディングツリー:イギリスの小学校教科書)を、日本の中学校の教科書に全面採用しろ、とかは、言い出さないよね?

それは、言いません。でも、暴論を言うと思います。

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KitKat 抹茶はおいしいぞ、と言いたいのですね。
職人かたぎ
「揚げおかき」も、わりかし好きなんです。
このぐらいは、語れますね。

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Bunny ちゃんも、賛成してくれています(何を?)。
長崎屋の若旦那一太郎も、お江戸で、頑張っているのですね。
A Year down Yonder は 2001年ニューベリー賞受賞の
Richard Peck 作の児童書です。
その前作が、A long way from Chicago
この2冊、今度読もうと思う本なんですね。

☆☆
えっと、ですね。
中学校で習う、基本的な英語の仕組みというのは、あるわけです。
冒頭の本 「これでわかる英文法 中学1年~3年」は、その英文法の総復習本です。

むろん、教科書は、何を使用するかは学校によって異なりますが、科目に合わせて、それぞれ1年分づつ、いろいろなのがあるわけです。

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教科書完全準拠の、リスニングCDも、売っています。
これは、東京書籍のニューホライズンです。
学校でも、リスニングは、多少やっていると思う次第です。

公立の中学校での英語の時間が、(ゆとり返上で)どうも、週3回から4回へと戻るみたいなのですが、中学での英語学習というものは、本格的な英語学習のスタートです。

こんなことをいうと叱られますが、中学の段階での学ぶ項目というのは、実は、わりとよく出来ているのではないか、そう思っています。
ゼロからスタートですから、基本的な英文の仕組み、文法、構文、語彙(単語、熟語)を、同時に、着実に学習する形になっていると思われます。

改めて、先の「これでわかる英文法中学1年~3年」を読み返してみたのですが、詳しい時制もありますし、進行形、受身形、完了形、比較形といった文構造から、不定詞、関係代名詞、分詞といった基本的おおどころの文法解説もなされています。

大型の版本ですが、字も大きく、150ページで、中学全部をまとめています。
これは参考書ですから、学校で、この辺までは、学習するということですね。
項目があるから、詳しく学習するとは限りませんが、一応基本的なことは習う、そういう感じだと思っています。

☆☆
さて、この中学段階が、苦手意識で終わるか、得意で終始するかは、そのあとの英語力の伸びにはかなり影響するのですが、それはひとまずおいておきまして、こういう英語・英文法を学びまして、
ここで、ふつうは、高校へと進みますね。今ですと、たいがい。


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高校英語 FOREST です。
これは古い版ですが、別段、日進月歩の科学技術ではないので、多少古くても何ら差し支えありません。

で、ですね。
この参考書は、ビッシリと細かい字が詰まっていて、550ページ、もあるのです!
高校英語で学ぶ内容を網羅すると、そのくらい必要だということですね。

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ある一部分の目次です。
分詞構文だけでも、相当の説明がなされていますね。



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こちらは、オールインワンという、文章で学習してゆく総合参考書です。

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大まかな目次です。約500ページ。CD付き。

1ページに1例題の文章、その下に文法、語彙などの解説がつきます。
この文&解説を読んでいくだけで、早くても、半年ぐらいかかる内容です。
やはり、高校英語の総合学習というと、これだけのボニュームになるのです。

つまり、高校英語というのは、相当に難物だ、ということですね。

変な例えですが、学校のプールを使って、やっと10メートル泳げるようになった子に、往復5キロの遠泳とか、国体選手を目指させるとか、そんなような感じです。


ここで、ですね、
ついにといいますか、冒頭で宣言しました「アレ」をですね、出すわけです。

暴論、ですね。

いまから、暴論を持ち出しますから、準備してくださいね(何を?)

皆さん、準備は、いいですか?

いきますですよ。

本当に、いきますですよ。

いざ。
(ヤマちゃんの、悪しきモノマネですね)


かなりの部分、いらないんですよ!
ムダな学習なんです!
こんなことを根掘り葉掘り高校で教えているから、いつまでも、高校時点で、英語ができるようにならないんです。

あ~、すっきり。
えっ、すっきりしませんか?

そういえば、理由をぜんぜん書いてなかったですね。
一応、あるんですね、理由が。

A.
オイオイ、そんな事いってたら、おまわりさんに捕まるぜ。
日本人=英語不要論、というのなら、それはそれなりに』納得するがね。

B.
文法をしっかり勉強しないと、いつまでも英語出来るようにはならんだろう!
逆じゃないのか、それこそ逆だろうよ。
だいたい、文法を軽視していると、読めない文ばかりだし、ろくな文が書けないぞ。

C.
さては、勉強したくない症候群だな。
でも、自分がするのじゃないから、いいんじゃないの?
文法は、基本中の基本だぜ。オレはFOREST丸暗記派だな。 

☆☆
いろいろと、ご意見があるようです。

では、いくつかの観点から、みてみましょう。

♪まずは、英会話。

分詞構文の細かい用法を知らないと、会話ができませんか?
関係代名詞の形容詞的用法とか~用法とかをわからないと、相手と話が通じないのですか?

これはもう、言うまでもありませんね。
会話の観点から必要な事項は、高校習う事項の半分以下で済みます。
英会話の達者でない当方が言うのはおこがましいのですが、聴いて、しゃべってナンボの世界ですから、高校で習う文法事項の多くは、「読み・書き」のためだと言えます。

♪続いて、英文の読解(読み)。

読むだけでしたら、

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例えば、to 不定詞の用法、こんなに詳しく学習する必要はありません。
学者じゃないんですから!

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関係代名詞、関係副詞、英文ではよく出てきますね。

しかし、説明の半分は、単なる学術分類です。
いいかげんに、「本当に必要な事項と」、枝葉の事項を、区別してくれませんか?
そう、学者の方と、文部省に、言いたいわけですね。

限定用法と継続用法、そんなに大げさに言うことですか?
関係副詞などは、全部で1時間もあれば、みんな納得で、説明が終わりませんか?
それで、生涯困らないのではありませんか?

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比較級、最上級など、比較については、ですね。
これまでの話と矛盾するようなのですが、しっかり学習すると、極めて有益です。
なぜかと申しますと、これは、キマリごと、だからです。

英文を数多く読むだけで、自らこのキマリごとを習得するには、ほんとに長い期間とスゴク多い読書量を必要とします。
比較に関しては、代表的なものを、それなりの理屈とともに覚えた方が、学習的にはるかに効率的だと思います。


そして、ですね、英文法を、このような高校の学習体系(学習指導要領)に添って詳しく学習したからといって、英文がスラスラ読める、ということには、イコールでつながりません。

イコールであれば、かなりの大学生は、「みんなすらすら読めているはず」、ですから、ですね。

受験でやっていますから、一応の英文は読めるはずなのですが、
実際には、外国の子供向けの児童書の簡単な英文もすらすら読めないのに、

「難しい英文を、時間をかければ、なんとか解読できる」、のですね。

こういう技術を会得したというのは、
学校教育の一つの大きな成果ですが、

実用的な観点から言えば、英文の読解が出来る、とは言い難いと思う次第です。

その難しい英文も、専門的な技術提携文書とか別においておきましても、一般のペーパーバックとか、新聞とかは、全くお手上げ、ということになりますと、
「辞書を駆使して、短い英文を、解読できる技術」、
というものを身につけたことが、どこまで役に立つのかどうか? ということになります。

上のクラスの英語力のためには、高校・学校卒業後に、各人の相当の根を詰めた学習が必要、というのが、現状と思います。
ですから、社会人になって、みなさんTOEICとか、英検とかですね、ものスゴイ時間をかけて、英語学習されているわけですね。

♪では、英文を書くこと、はどうか?

実はですね。
この「英文を書く」ということに関して、日本の高校英語教育は、かなりの力を発揮するのです。
もちろん、きちんと全部学習して、事細かに覚えていれば、ですが。

文法、構文の細かいところまで学習していませんと、英文をキチンと書いてゆくのは、なかなかに大変です。

なまなかな知識では、スグに、間違います。
その意味で、高校英文法の知識が十分詰め込まれていれば、書ける前提条件は整う、と言えます。
つまり、高校の文法事項をキチンと駆使すれば、「英文を書ける」、そうは言えます。

しかし、ですね。
かかしは、scarecrow.

巷に、「日本人の書いた英文は、どうも、どこかおかしい」という説が流布されていますように、
習い覚えた文法書の記述どおりに、文法書で教えられたとおりに書いたからといって、

普通の、かならずしも、[通じる英文]になるとは、限りません。

実際、「文法的につなげると一応意味は通るみたいだけれども、この場合、そうは言わないのではないか?」 と思う英文が、身の回りには、けっこう目に付きます。
ワリと頻繁に見かけますのが、「ニホンゴ直訳英文」と「or or つなぎ文」ですね。
 
「or or つなぎ文」、というのは、日本語の「又は」を or に置き換えて、複数出てくる「又は」を全部or にして使ってゆく文ですが、そういう文体を好むホンの一部の人以外、普通に英文ではあまり使われているとは思えません。好んで使っている人がいないわけではないのですが。
原則、and でつなげるんですね。
又は、を多用する日本語の文を、日本人が英訳しますと、or or 傾向が現れます。

ニホンゴ直訳英文というのは、例示しにくいのですが。
意味としては、一応ちゃんと取れるのですが、この場合、よく使われる英語のフレーズを普通は使うだろう、という類の文です。

どうしてこういうことが起きるかと言いますと、これはもう、「
実際の英文に触れる回数が少ない」、ということに尽きると思っています。
普通、こういう場合は、こう言うのではないか、という下地ができていないわけです。

これについては、いろんな「ノウハウ本」が出ていますが、普段から英文を数多く読んでいれば、それが例え新聞や雑誌記事などでなく、やさしい英語のものであったとしても、下地はできます。


ただ、ですね。
高校の学習時間内では、学習する事項が多すぎて、時間が足りず、実際の英文に触れる機会というのが、少なすぎるということですね。
これは、中学からのひきつづきの課題です。

むろん、副読本や、お手本文などはあるのですが、それでも、やはり「量不足」は、いかんともしがたい、そう思います。

では、自発的に、高校生が、学校教材として与えられているもの以外に、いろいろな英文を読むか?
例えば、校内の図書館にある英語の本とか、
ということになりますと、これも疑問です。

まず、どのような本を読んだらいいのか、というアドバイスが個別に必要です。その体制は、なかなか整わないでしょう。
そして、慣れておりませんから、読むのに、大量の時間がかかります。相当の時間をかけざるを得ないということは、他の科目の学習時間や本人の余暇時間を、大幅に拘束します。
英語がわりと好き、苦手でない、という状態でもそうですから、英語に苦手意識がある場合は、全くの埒外です。はなから、読書意欲が生じません。
昨今の普段から日本語の本の読書習慣のない、そういう高校生でしたら、英語の本など、さらに読めるものではありません。

では、いかんともしがたいのではないか? 
そういう声も、あがるわけですね。

☆☆
解決の方法は、今の学校教育ですと、二つぐらいしか、思いつきません。
まあ、とてもヘンテコな解決法なのですけれども、ですね。

(1)
一つは、学習指導要領を、根本的に見直し、シンプルな英文法、構文、というものを作り上げること、です。
これには、英語学者と、文部省など、全面的な協力が必要になりまして、
実施が極めて困難なのですが(まあ、ムリともいいますね)。

こんなに複雑で面倒な文法教育を、徹底的に高校でしている限り、日本人の大方の人は、高校時代には英語ができるようにならない、正直、そう思います。

シンプルな英文法、構文にして、「初心者スキー学校をはやく卒業させ」、その浮いた時間で、実践の英語学習に取り組むべきと思います。

変な例ですが、スキー(雪山ゲレンデでやるスキーですね)ですと、いろんなコースで、実際に数多くスベルということですね。
滑っているうちに、スキー学校で学んだことが、自覚として身についてくるのです。
そして、この経験を元に、またスキー学校(脱初級クラスの授業)で、上の技術を学ぶことが可能となります。

そういう経験ナシに、いつまでも、「学校ゲレンデ・スキー教室」でチマチマと、初心者クラス、次いで初級クラス、そして中級クラスを受講し、えんえん学校内ゲレンデでスキーをやっていても、ひとたび他のゲレンデ・ホンの少しだけ難しいゲレンデに出ましたら、全くのお手上げ状態、そういう感じがするのですね。

これを、「学校ゲレンデいつまでも初級の法則」といいますね。

学校ゲレンデ自体も、それなりのゲレンデですから、いろいろなことは出来るのですが、実際に他のゲレンデにいってみませんと、しっかり技術が身についていて、そこで滑れるかどうかは、わからないのですね。
もちろん、これは、当方しか使っていない、あやしげな法則ですが・・・。

ただですね、今の制度のもとで、早期に「英語が出来るようになった方」というのを、みてみますとですね、
かなりの方が、
「学校ゲレンデ」を早々に離れて、自分で他のゲレンデで滑られた方なのですね。

NHK の講座を、中学・高校から熱心に聴いて学習されておられたとか、
FEN とか(VOA とか)で、独自にリスニングをされていた方とか、
洋楽などでその方面に熱中されていた方とか、
ESSで英語をされていた方とか、
ですね。
そういう方は、「学校ゲレンデ・スキー教室」英語の根本的弱点を(本能的に見抜いて、又は、何かの契機で補う機会を得て)、別のゲレンデで独自に滑って英語力を向上させた、そういう視点でみてもいいのではないか、そう思っています。

ちなみに、
スポーツで申しますと、ゴルフなども、そういう部分は多いと思います。
普段のスイング練習とか、理論とか、基礎練習は大事ですが、コースに出て、実際のプレーを多くしませんと、結局は、上達しませんね。
多くコースに出たから上達するわけでもないのが、日曜ゴルファにはアタマの痛いスポーツたる部分ですが、実際のコースでは、同じゴルフですが、一つとして同じ状況のプレーはありませんから、やはり実践で身につけていく部分は大きいと思います。

どうも、悪いクセですが、話がアサッテに飛びますね。

(2)
もう一つは、ホームワーク(宿題)です。宿題を、英語の問題・解答のようなクイズタイプのものではなく、「読書」にしてしまうのです。

これも、暴論中の暴論ですね(一応、自覚はしているのです)。

夏休みの課題のような、感想文を書けとかの読書ではありません。毎日のというか、毎週の課題読書です。
学校側で本をそろえる(個人で購入すると相当の出費となる)のが大変でしょうが、
「国語」では、大概の小学校で、課題読書を実施しているように、英語でも、「読書」のホームワーク化は可能と思います。

英語を始める中学校から、読書を、ホームワーク的に実施できればよいのですが、少なくとも、高校では、強制的読書を取り入れる、それが改善方法の一つ、と考えております。


☆☆
しかし、暴論は疲れますね。

まあ、気楽に暴論をいうところに、当方のいいかげんさ、というかそれなりのよさ(ダメさ)、があるわけですが。

いくら待ちましても、
シンプル英文法、構文、というのは、実現しそうにありません。
いろいろと提案されている方はいますが、それは、学習指導要領に採用される見込みが、あまりありません。

もうずっと、この七面倒くさい小難しい英文法でやってきましたですから、ですね。
これではダメダ、という結果が出ているにもかかわらず、それを認める気配も、全くありません。

まだ、英語学者や文部省では、
工夫すれば、努力すれば、これを高校英語の時間内で身につけられる、
それで英語力は必要十分に向上する、と思っているのですね、おそらく。

逆にいいますと、これを身につけることが、英語学習の必須、至上命題、だと考えているのですね。

アタマの良すぎる人には、できない人の苦労が、ワカラナイのです。
できない人が、どうすれば標準の体制内で、身に付く英語ができるようになるか、そういう考えは浮かばないのですね。

高校のカリキュラムが、文法部分で、根本的にスリム化しない限り、
英語の出来る高校卒業生は、ホンの一握りのまま。

難しいことを至上命題として実現すると、英語ができない人が出来上がる、

という、ですね、
当方が主張するとても変な感じを、納得していただくのは、かなり困難なのですが、

正直、そう思うのですけれども、ですね。
現状の「学校ゲレンデ・スキー教室」、のままではいけないのではないか、と。

では また。


西新井sunny-side up の近況

春めいてきましたので、ブログのテンプレートを「木の葉」に変えてみたのですが、正直、「本を読む少女」の方に愛着があるのですね。
普通の方は、別段変えましたとか言わないのですが、ずっと乙女できましたので、ですね。

ただ、赤部分が少なくなりましたので、目がチカチカしなくはなったかと思います。
なるべく早急に、落ち着き先を見つけたいと思っております。

次回は、おそらく、2012年2月記事のまとめ、と思います。

たまには思い切ったことを、と思いまして、暴論を展開しましたが、大した理論的・実践的裏づけがあるわけでもありませんので、
「今回の、この暴論」は、実験的試み論です。

そのうち、別の暴論を思いつきましたら、そのときは、それを展開したいと思います。
では。

追記1
うっかり、うたた寝てしまいまして、現在、3月3日午前0時45分。いまだ、一日1分のタイプを完了しておりません。完了次第、アップ予定です。

追記2
同時刻。一月一日元旦の、A.~B.~というやつの、「マサさんの口上」、今年のブログ記事の中の一番のお気に入りなのですが、いかがでしたでしょうか?
上州新田郡三日月村は、木枯らし紋次郎の生まれ故郷で、現在の藪塚温泉のあたりです。同温泉地に、笹沢佐保記念館&小さなテーマパーク三日月村があります。


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marumikku

こんにちは!
例えばyoutubeやfacebookのコメントとか、英語版wikipediaとか、読もうとしてもさっぱりだし、ネイティブの話し言葉を、わかる単語をなんとか聞き取ったとしても、訳せないので、
やはり高校からの英文法をやり直さなくてはいけないのかと思っていたところでしたので、たまたまこの記事を読んでしまい、
いったいどうしたら口語英語の文章が読めるようになるのかわからなくなってしまいました。

by marumikku (2012-03-02 23:52) 

足立sunny

marumikku さんへ。
そのような大変な事態になっていようとは、露知らず、テンテコな理屈を展開しまして、、もうしわけありません。
ええと、ですね。
文法事項としては、中学の英文法で、それほど支障がでるものではありません。しいていえば、難しい文のツナギが、少々不足していると言えます。
高校の英文法は、確かに詳しいのですが、ネイティブ表現を、あまりフォローしておりません。
膨大な時間をかけて、高校の英文法を暗記しても、それによって、そういう英文がスラスラ読めるようになるとは、正直、あまり思えません。
読めるようになる一助にはなるのですが。

そういう英文で問題なのは、ですね、
「英語特有のいいまわし⇒フレーズともいってます」、
「動詞+アルファを用いた英語表現⇒動詞熟語、2字熟語、慣用表現など」
「そもそもの英文の読み方⇒アタマの方から順に読んでいく、途中からとか、返り読みはしない」
「英語の文のつなぎ方⇒いろいろ読むと、文法的知識がなくとも、自然に文のつなぎはわかるようになります」、
と思います。

で、ですね。
これに慣れるには、「やさしい英語の本」を読むのが、一番の早道です。
読書というと、ノンビリとしていて迂遠なようですが、個別に暗記していくより、はるかに早く確実に、ネイティブ的英文を読めるようになり、アタマに定着します。
それと、普通の方は、「やさしい」ということに抵抗があって、そんなのでいいのか?と思われると思うのですが、
絵本とか児童書とかでは、小難しいBIGWORD(難しい単語ですね)は使えない、使わないので、英語圏の方が普段よく使っている英語表現が、そのまま使われているのです。
つまり、こういう本で使われている表現で、普段の日常会話をし、口語筆記しているわけです。
従いまして、向こうの子供達が普段読んでいるような本を数多く読むことが、英語の口語表現、日常表現に、熟練してゆく早道ということになります。

さて、この「やさしい英語の本」なのですが、一応、次の順で読んで行かれるのが、早道かと思います。
(1)
LadyBird絵本や、Little golden booksのような薄い絵本を、50冊ほど読む。この2つの絵本シリーズは、分量もわりと短めで、物語りも多岐にわたっていて、しかも、日常表現の宝庫です。
(2)
学園物の児童書(子供が主人公で、子供の学校物)や、子供探偵物の児童書など、比較的大きな文字の児童書を、ランダムに、十何冊か、読む。
これは物の選定が問題ですが、ウチの「やさしい洋書を楽しく読もう」ブログなどを参照していただければ、多少セレクトの補助にはなると思います。
あそこで紹介している本を、かなり読めば、ネイティブのコメント文ぐらいは、スグに読めるようになります。
(3)
シリーズ物の児童書を、シリーズで続けて読む。
MAGIC Tree House とか、Marbin redpost とか。
シリーズ物を続けて読みますと、多量の吸収ができます。Goose Bumbs などもオススメです。

このようにして、英語の自然な表現、ネイティブフレーズ、いろいろな英語文に触れていきますと、ご指摘のような文章は、まず読めるようになります。

かかる時間は、早くて4ケ月、長くて10ケ月と思います。たいがい、半年もあれば、かなり読めるとことまでゆくと思っています。
なお、10ケ月アトには、簡単なペーパバックが読めるところまで、到達します。

まあ、地道に、英文法の本を読んで覚えて、英語学習していかれるのもいいのですが、この際、思い切った英語学習法をとられた方が、今までと違っていて効果がでるのではないか?、そう思います。

最後に、
「英文は必ずアタマから順に読む⇒それが言葉の順序だから」
これが、日本の学校教育で育ってしまった方が、英文を普通に読めるようになるための、一番肝心の、キーワードです。
英会話と、当たり前ですが、一緒ですね。
こうして読んでいくと、会話と文がつながります。特に、絵本や児童書などの自然な英語表現のやさしい本は、英会話素材としては、好適な素材です。アメリカの児童書では、特に、口語表現が多く用いられています。
では。

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by 足立sunny (2012-03-03 03:20) 

marumikku

ご丁寧な返答ありがとうございます!
昔、絵の美しさにひかれて、英語の絵本に挑戦したことがあったのですが、難しすぎて即諦めたことがあります。
自分のレベル(英検3級程度)にあった絵本を選べば良かったんですね!
わたしは最初から英文を読もうとしても、やはりまだ、途中から読んで前の文章を読み返してます^^;

例に挙げられた絵本を検討してみます。

by marumikku (2012-03-03 23:53) 

足立sunny

marumikku さんへ。
絵本なのですが、
イソップとかグリムなどには、
昔からの言葉遊びのような部分や、古い英語部分というのがかなり多く残っていまして、
実は、当方が今読んでも、よくわからない部分も、多いのです。
その意味では、古典そのままのものは、難しい絵本の部分もあると、いえるかもしれません。
LadyBird絵本や、Little golden books絵本などは、けっこう大胆に短くわかりやすくしています。
そして、現代的な物語も、多くラインナップしています。
もっとも、それでも、わからない言葉遊び部分はあるのですが。

これ以外にも、絵本シリーズはけっこうあるのですが、Curious George なども、CD付きで、わかりやすいオススメ絵本です。

姉妹ブログの「一日1分やさしい洋書」の、これまでの物語は、だいたいやさしい絵本の物語ですが、絵がついていないので少し読みづらく感じられると思います。
それと、このブログの右上の方の、「独断で選ぶ良い」欄でご紹介しております、田坂さんの「絵本朗読ブログ」というのがありますので、そちらも併せてご参照下されば、よいかと思います。

オックスフォードのリーディングツリー(ORT)というイギリスの小学校教科書の絵本シリーズがあるのですが、これは、一冊単位で値段がはるものの、絵本シリーズとしては、オススメです。

いずれにしましても、英文の目慣らしには、最初に絵本を、けっこういっぱい読まれるのが、よいのではないか、と思います。その際、音声も同時に含められると、さらに良いかと思います。

で、しつこいようですが、
「英文をアタマから読んで、返り読みなどはしない」というのは、
英語がすらすら読めるようになるかいなかのホントにホントのポイント、実践英語力向上の要がですので、途中でもしわからなくなったら、「最初から、アタマから戻って、もう一度全文を」読まれるようにして下さい。
そのうち、慣れると思いますが、まずやさしい本で常にアタマから、を念じてくださいますよう、お願いもうしあげます。

ちなみに、この記事では暴論を繰り広げておりますが、英文法は、大事なことは大事なんですね。構文の知識も。ただ、かなりの程度のレベルまでは、中学で学ぶ英文法で、8割がたは足りるとおもっています。
高校の英文法は、参考程度に、ところどころ、ときどき確認してゆく、そんな感じがいいのではないか、そう思います。英文法をやらねば、というのでしたら、まず中学の文法事項を復習してGramer in USA とか、そういうものをボチボチやる方が、よいのかなあ、と思います。
では。 
by 足立sunny (2012-03-05 01:13) 

足立sunny

間違えました。
Grammer in use ですね。
全部英文の本ですが、問題文そのもの英文は難しくないので、英文の問題をやりながら、英文法の知識&英文の感覚が自然と身についていきます。
語彙も自然と増えます。
 
by 足立sunny (2012-03-05 01:24) 

風来鶏

木枯し紋次郎の有名な台詞に「あっしには、かかわりないことで・・・」というのがありますが、これを英訳するとIt's not my businessですよね^^)
こういったドラマや映画から英語を学ぶのも、ひとつの手段だと思いますが、映画だと訛りが凄くて聞き取り難い場合があります。
キレイな英語の代表として挙られるのは、やはりカーペンターズの歌ではないでしょうか?!

by 風来鶏 (2012-03-05 09:41) 

足立sunny

風来鶏さんへ。
カーペンターズの歌は、ほんっとに、キレイですね。カレンさんの澄んだ歌声が、心にしみますね。
だいたい、歌の英語関係ですと、
ビートルズで・・・というのを、当方の大学1年次の教養課程の先生がやっていたのですが(もう30年以上前です)、
カーペンターズでやってくれないかなあ、と思った記憶があります。
カーペンターズで英語、ピッタリですよね。

最近は、アメリカのドラマで英語、がわりとはやっているのですが、ある程度のフレーズ知識がないと、けっこうつらいものがありますね。

マサさんのセリフ、肝心のところが抜けていましたね。ご指摘のとおりです。
やっぱり、そのセリフがないと、しまりませんよね。
紋次郎シリーズは、旧巻と新シリーズと、全部読んだのです。
次回のマサさんのセリフには、何とか、反映させたいと思います。


by 足立sunny (2012-03-05 13:08) 

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