新本棚を眺めつつ、「髪五尺ときなば水にやはらかき乙女ごころは秘めて放たじ」 の巻
新本棚を眺めつつ、「髪五尺ときなば水にやはらかき乙女ごころは秘めて放たじ」 の巻
皆さん、こんにちは。
いつも心に太陽を。
黒髪の乙女好きの、足立sunnyです。
当方は、おじさんの半白髪ですので、五尺の黒髪を持つ乙女ではありません。
タイトルをご覧になって、気絶された方がいないとよいのですが。
あがっ。
(A.そんなん、誰でも知っているワイ!)
(B.確かに、白髪だな。)
(C.気の若いおじさんもいるけどね。)
(D.お子様ランチを注文されてもねえ。)
(E.いよいよアタマがおかしいね)
☆
その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君
髪五尺ときなば水にやはらかき乙女ごころは秘めて放たじ
与謝野晶子さんの歌(短歌)です。
歌集「みだれ髪」より。
乙女ごころは、当方には、難解ですね。
きょう、ですね、埋もれたホンのなかから、与謝野さんの第一歌集「みだれ髪」を、再発見したのです。けっこう長い間、行方不明でした。
みなさんも、たぶん、これらの歌は覚えておいでだと思いますが、
冒頭の3首は、歌人与謝野晶子を、歌人として世間一般に強烈に印象づけた、その代表的な歌といってよいかと思います。
与謝野晶子さんの歌、けっこう好きなんですね。
当方の好きな女性の現代歌人というと、あとは河野裕子(外部リンク貼ってあります)さんぐらいなのですが、河野さんは、残念ながら、一昨年若くして(享年64歳)なくなられてしまいました。
「たっぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言えリ」
このダイナミックな歌が、代表歌として世間には印象づけられていて、琵琶湖を訪れる人の、5人に一人はこの歌をつぶやく、と言われているのですが、
(当方も、つぶやきましたけれども)
「透明を重ねゆくごとき愛にして汝は愛さるることしか知らぬ」
(第一歌集「森のように獣のように」より)
とか、他の歌もですね、けっこう好きなんですね。
もっとも、当方には、肝心の詩心が欠けておりまして、実践の短歌つくりは、サッパリなのです。
自作のは、57577の体裁が整うだけで、歌になっておりません。
しかし、ときに歌(主に短歌)にふれますと、落ち着くんですね。万葉集から現代の歌人の方の歌まで。
大岡信さんの「折々のうた」(外部リンクを貼ってあります:本)
など、ときどき思い返したように読んでみるのですが、いつも新鮮な気持になれます。
☆☆
で、ですね。
さいぜん申し上げましたように、歌集「みだれ髪」を再発見して、しばし歌に酔いしれたわけですが、(ここは、笑わないで下さいね。)
(あまりにも、部屋が・・・小学生のトカゲの部屋よりも見苦しく・・・なりましたので)
若干、部屋の模様替えといいますか、ホンの移動をしたのですね。
新本棚を追加し、本の入れ替え・収納をした次第です。
追加しました、新本棚。
やっと、スコラのチルドレンズ英英(下段真ん中)や、畳に積んであった本の、とりあえずの落ち着き先ができました。
新しく買ってまいりました本も、ようやっと棚のなかに。
☆
都立大学駅近くの古本屋さんで見つけた児童書です。
左 未読・内容不明
右 モノマネができる鳥くん(犬の鳴き声だけを大声で繰り返す)を新たに迎え入れた一家の、苦難の物語です。
☆
一番上は、英語・英語した方なら、一度は読んでみたい決定版児童書の「キャプテン・アンダーパンツ シリーズの一冊です。
読まずに死ねるか! というシリーズですね。
この二人が、主人公の
Jeorge と Harold です。
これで、7アンダーパンツ、集まりました。
☆
東京の墨田区限定販売品の「東京スカイツリー歯ブラシ」。
これを買うのは、かなり変った方のような気がしますが、今でしたら、広域の独占販売権契約も可能かも。
みなさん、すぐ申しこみましょう。当たれば、利益がでかいですよ。
敗者さんとの共同開発です(歯医者だったかも?)
販売代理店、集まるとも思えないのですが、ですね。
☆
中学の生徒さんといいますと、
思春期の少女です。
その心は、もっと、難解ですね。
中学というと、もう、むずかしい年齢の始まりです。
この本の女の子も、出ダシから、悩んでいますね。
☆
The first thing I noticed when I walked into Joyce Lilmer Middle school was Addie Wilson's red-and -white T-shirt.
Well not the T-shirt actually.
It was more the way Addie looked in the T-shirt.
(うん、ホントのところは、そのTシャツに、じゃなくてね。そのTシャツを着こなしていた、アディのたたずまいに、より目を引かれたのねー適当訳)
It was kind of short and moved just past Addie's belly button when she raised her arm to wave to somebody down the hall. She looked like a pop star on MTV.
I looked down at my oversize green-and -white Camp Kendale T-shirt, the one green-and -white Camp Kendale T-shirt, the one with the wizard and mountain on the front, and freaked out.
I looked bad. Really bad. Like a big green tent with a head popping out of the top.
(以下、途中省略)
MIDDLE SCHOOL RULE ♯1
A BIG GREEN T-SHIRT WITH A LIZARD ON THE FRONT IS NOT MATURE.
大きなグリーン色のTシャツで、正面にトカゲの絵の付いたやつって、大人の着る服じゃないわね。(適当訳)
このTーシャツを、大人が着て、会社にゆくのは、止めたほうがいいみたいです。
おそらく、ふつうに買い物をゆくのにも。
☆☆
そういえば、本を部屋中にひっくり返していましたとき、訪問者の方がありました。
黒髪の乙女?
金髪の外国おねえさん?
00777?
どっかの、なにかの人?
そうです、どっかの、なにかの人です。
看板が少々気になったとのことで、ちびっと話してゆかれました。
あまりの惨状に、???でした、ですが。
生徒ゼロには、自然と納得されていたようでした。
まあ、あの状態(とてもここではお話できない、みだれ髪埋もれ状態)では、そうですよね。
失礼にも、お茶も出さなかったし。
座るところがありませんでした。とほほ。
生徒さんの募集を、真剣に考えないといけませんね。
はやく本を、地元の中学生・高校生に、読んでもらわねば。
とりあえず、今度、手書きでないポスター(英語読書教室)を造るつもりです。
最後に、
こころに残る詩を、ひとつ。
☆
《初恋》
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畠の樹の下に
おのずからなる細道は
誰がふみそめしかたみとぞ
問いたまふこそこひしけれ
島崎藤村(「若菜集」より)。
昔は、これを暗誦し、口ずさむ人が多かったとか。
みんな、素朴だったのですね。
いまでも、男子の心情は、そう変らないのですが。
追記:
風来鶏さんのコメントで、貴重な情報を得ました。
舟木一夫さんの歌われた「初恋」がありました。
舟木さんのお声は、透明で、イメージにぴったりですね。
では また。
西新井sunny-side up の近況
そういえば、両面焼いた目玉焼きを、turn over (ひっくりかえし)というのですが、カメはひっくりかえされても、そのままということはないと思います。
堅焼き両面焼きは、turn over hard
もうすこし、work hard しまして、本などを整理し、ことし中には、真の開校:英語教室にこぎつけたいと思います。
一日1分やさしい洋書ですが、本日、模様替え継続のため、17日は、臨時休業をおねがいします。
18日午前0時30分より、新物語・童話に入りたいと思います。
追記:
18日午前0時30分予定のものを、若干前倒ししまして、17日午後10時30分アップしました。
The Little Red Hen 全2回、昔ながらの童話物語です。
では。
追記ばかりですが、追記2:
「やさしい洋書を楽しく読もう」
3月再開 第1弾
A JIGSAW JONES MYSTERY
3月18日に、お送りしました。
TOEIC などでお疲れのこころをいやす、楽しいミステリーシリーズと思います。
では。
「初恋」にメロディーをつけたのを、舟木一夫さんが歌っていたと記憶してします^^;)
by 風来鶏 (2012-03-18 17:23)
風来鶏さんへ。
そうでしたですか。さっそく、どこかに動画がないか、探してみます。
最初、さんまの詩をだそうかと思ったのですが、こちらの方が、男の詩ですけれどなんとなく乙女チックなので、これにしてみました。
脈絡がないので、変なのですけれども、ですね。
by 足立sunny (2012-03-18 22:20)